母の入院する病院に、スターバックスがあります。

そこが、とても雰囲気が良くて、私はすっかりお気に入りになってしまいました。

病院関係者だけでなく、近隣の方も訪れる場所で、ちょっとしたオアシスのような存在です。

何より素敵なのが、窓の向こうに広がる景色。

緑があり、水辺があり、夕方には光が刻々と変化していく。

病院の中にいることを、しばし忘れてしまうほどです。

そして、こういう場所にいると改めて思います。

「借景」って、やっぱり素晴らしい。

インテリアの仕事をしていると、家具や照明、カーテン、壁や床など、どうしても「室内」に目が向きます。

けれど、本当はその空間から何が見えるのかも、とても大切。

窓の向こうに美しい景色があれば、それはもう、空間の一部です。

そして、その景色が人の心に与える影響は、思っている以上に大きい。

今回、母の入院をきっかけに、思いがけずそんなことを実感しています。

病院という、本来なら少し緊張感のある場所にあっても、
「ここにいると落ち着く」と感じられる。

それは、もちろんコーヒーや家具だけではなく、
建築とインテリア、そしてその場所から見える景色がつくり出しているものなのだと思います。

インテリアや建築のチカラって、やっぱり凄い。

美しいものを見せるだけではなく、
人の気持ちをそっとほぐしてくれる。

そんな空間の力を、母の入院先で改めて教えてもらいました。

窓の向こうに何が見えるか。

これから住まいをご提案するときにも、
大切にしていきたい視点のひとつです。


ブログでは、「インテリアが大切な理由」をテーマに、暮らしや住まいにまつわる気づきをお届けしています。
 

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