ここのところ、不思議な流れが続いています。

「ホンモノ」という言葉をきっかけに、
さまざまなものを見て、感じて、考える機会が重なりました。

伝統を受け継ぎながら、新しい形へと進化していくもの。

時代や国境を越えて残っていくもの。

人の暮らしの中に自然に溶け込んでいるもの。

そして、アートという形になって現れる、目には見えないもの。

ひとつひとつは、まったく別の出来事です。

けれど、振り返ってみると、どこかでつながっている。

もちろん、最初からそんな流れを意図していたわけではありません。

ただ、その時々に出会ったものに心を動かされ、
感じたことを自分なりに考えてきただけ。

偶然なのか、必然なのか。

それは、まだ私にもわかりません。

自然の前では、人も物も無力

そんな中、昨日の夕方から名古屋を記録的な豪雨が襲いました。

私の住むエリアも緊急避難レベル5となり、慌てて帰宅。

幸い、大きな被害もなく一夜を過ごすことができましたが、今日もまだ雨の気配が残っていました。

移動の途中、浸水した高価なPORSCHEが立ち往生している姿を目にしました。

高価な車も、
立派な建物も、
人が長い時間をかけてつくり上げたものも、

自然の前では、時に無力です。

その光景を見て、改めて思いました。

人間は、自然を支配することなどできない。

私たちは、自然の中で生きている。

そのことを、頭ではわかっていたつもりでも、実際に自然の圧倒的な力を目の前にすると、改めて身に沁みます。

インテリアも自然の中にある

そして、これはインテリアに向き合う自分自身の姿勢についても、考えさせられる出来事でした。

インテリアは、人がつくるものです。

美しい素材を選び、
色を組み合わせ、
家具を配置し、
照明で光をつくる。

私たちは、より美しく、より快適な空間をつくろうとします。

けれど、その空間もまた、自然の中に存在している。

どんなに完成された空間であっても、自然から切り離すことはできません。

だからこそ、

自然に抗うのではなく、
自然を感じ、受け入れ、
時にはその力に委ねながら、

人の暮らしに寄り添う空間をつくる。

そんな視点を、改めて大切にしたいと思いました。

そして、夕方の空

そんな一日を終えようとしていた夕方。

ふと空を見上げると、そこには息を呑むような夕焼けが広がっていました。


昨日まで、あれほど激しい雨を降らせていた同じ空とは思えない。

オレンジ、ピンク、紫、そして青。

刻々と変わっていく色。

どんなに優れた画家でも、
どんなに高度な照明技術をもってしても、
この一瞬を完全に再現することはできないでしょう。

自然美には、やっぱり敵わない。

そう思わずにはいられませんでした。

偶然か、必然か

考えてみれば、ここ最近出会ったものも、今日の夕焼けも、すべて私が計画したものではありません。

ただ、その時々に出会い、
心が動き、
そこから何かを考えている。

そして、後から振り返ると、
点だったものが線になっている。

もしかしたら人生も、そういうものなのかもしれません。

その時には意味がわからなくても、
後になって振り返ると、

「ああ、あれはここにつながっていたのか」

と思うことがあります。

偶然なのか、必然なのか。

答えはわからないけれど、
今は無理に答えを出さなくてもいいような気がしています。

ただ、目の前に現れたものをよく見て、
感じて、
考えてみる。

そして、その流れに身を任せてみる。

流れの先に、何が見えてくるのか

インテリアの仕事を始めて、長い年月が経ちました。

これまでたくさんの空間をつくり、
たくさんの人と出会い、
たくさんのものを見てきました。

それでも、まだまだ知らないことばかりです。

だからこそ面白い。

最近は、アートを観ても、建築を観ても、誰かの暮らしを拝見しても、

「これは何を教えてくれているのだろう」

と考えるようになりました。

そして、その問いは結局、自分自身へと返ってきます。

私は何を美しいと思うのか。
何を大切にしたいのか。
どんな空間をつくりたいのか。

答えは、まだ途中です。

でも、急いで答えを出す必要もないのかもしれません。

偶然なのか、必然なのか。

そんなことも含めて、
これからも目の前に現れるものを大切にしながら、

しばらくは、この流れに身を任せてみようと思います。

その先に何が見えてくるのか。

私自身も、楽しみにしています。


ブログでは、「インテリアが大切な理由」をテーマに、暮らしや住まいにまつわる気づきをお届けしています。
 

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