知り合いの設計士さんの事務所開きやお祝いなどを買いに 松坂屋へ。

小さな展覧会が開かれていました。



『ルイヴィトンミュージアム収蔵 ハードトランクコレクション展』では

ルイヴィトンの出発点である 1800年代からのさまざまなトランクが展示されて

いました。(写真撮影は厳禁のため悪しからず。)

書棚と折り畳み式のデスクが内蔵された音楽家のトランクや夥しい靴が

収蔵できる女優さんのトランクや お化粧道具が効率よく収納できるトランクなど

優れた技と美しいデザインが調和していました。



全てオーダーのものなので お客様と作り手の見事なコラボレーションが

時代を超え 訴えてくるものがあり こんな仕事がいつかできるといいな と

新たな目標ができました。

それとともに こんなトランクを持って旅を続けていた古えの人々が羨ましく

時間に追われない 船旅に行きたくなりました。

それとともに 以前 ニューヨークのアッパーウエストの『ルイヴィトン』の

お店をのぞいた時のことを思い出しました。

地下の薄暗く人気のない店内は トランクの山(これらは、新しいもの)。

この地はこんなトランクを必要とする人 時間にも経済的にも余裕が

ある旅ができる人が住んでいることをあらためて実感したことを。