今年は残念ながら、『日展』を見に行く機会を逸してしまった。

もう一つ、毎年恒例の徳川美術館の『雛人形』を見に行ってきた。



万博があったせいか、レストランやお土産物店も増えていて、

お庭もきれいになっている。

中に入ると一度にタイムスリップしたような気分になる。

江戸以前のもの、中国から渡来してきたものなど多様で

甲冑類も、衣装も、道具類も何度見ても素晴らしい。

市美術館でもボランティアガイドの方が解説して下さったが

こちらの解説もまた、聞きごたえ十分。



特に好きな空間が、昭和十年当時の玄関がそのまま残っているところ。

黒御影石の腰壁にタイルで、風景画が描かれているのがまた素晴らしい。

天井の装飾も今では誰も出来ないだろうと思われる技術がため息モノ。



また、お雛様も、一つ一つがびっくりするくらい良く出来ている。

職人さんの技術と、ご両親の愛情がいっぱい詰まったお道具たち。

その昔、中国の儀式が日本に平安時代に入り、その後、変化し、

江戸時代に最も雛人形は、広まったそうだ。



そして、今、『ラブ&ベリー』と言う、カードゲームが、

低学年の女の子たちの間で流行している。(私の姪たちも例にもれず。。。)

ゲーム機をつかっての、着せ替えゲームのようなものらしい。

時代が変わっても、お人形に興じる姿は(例え、バーチャルな人形であっても)

幼い女の子たちの最も興味をそそる対象であるようだ。