お花屋さんから出てくると、振袖姿の女性が立っていた。

そうだった、今日は成人式

今時のメイクながら、初々しさいっぱいの姿は、あながち、お召し物のせいだけでは

ないように思った。

自分自身の20歳の頃を思い起こしながら、恐らく誰もが、清々しい気持ちでその姿を

見つめてしまうのではないでしょうか。

これからの人生、幸福なことがいっぱい訪れますよう

抱えた花束を差し出したい気持ちになった。