ラッキーと出会ってから今日で、ちょうど一年が経った。
あの日も今日と同じく寒い日だった。
大分、なついてきた。
帰ると、伏せをしながら尻尾を振っている。
まるで、早く散歩に連れてって~と言っているようなのだ。
だから、抱っこしてお話をするんだ。
私の顔をぺろぺろって舐める。
おじさん同士のスキンシップだ。
「犬を保護している」
と言ったチラシなども見かける。
探し犬のちらしも 見かける。
群馬県においては、毎年5000頭もの犬が運ばれると聞いた。
どうか、一匹でも多くの犬の命が救われる事を願う。
息子が、小学校で、
「犬を送る日」
という本を借りて来た。
息子は、何をかんじたのだろうか?
処分場で働く人も人間だ。
家族もいる。
考えた事もなかった。
でも、しっかりと愛情を持っていた。
だから、なんとなく、すくわれる。
そして敬意を払いたい。
でも、本当は、すくって上げたいはずだ。
だから、私達は最後まで、責任を持って共にいきなければいけないのだ 。
ラッキーとの生活も二年目に突入だ。
寒い日が続くが、去年より少しだけ、
ラッキーの心が温まっていてくれたら嬉しく思う。