穏やかな風
街は秋に向かうのに
色を無くした私は
少しづつ透明になって
もうあなたの瞳には映らない

私だけを見てなんて
おかしな話
だって私は無色透明


すれ違う指
届きそうになるけれど
あなたの胸をすり抜けた
私はもう透明になって
あなたは私の向こうだけ見てる

私だけを見てなんて
陳腐な話
だって私はただの影法師


あなたには
もう映らない
恋模様


私だけを見てなんて
おかしな話
だって私は無色透明

あなたにとって無色透明
あなたの背中
ひとつは彼女の
もうひとつは
わたしの爪痕

奪い合うつもりはないわ
誰かのものになる気もない

でもこうやって
毎晩交互に
爪痕を残したら
いつかあなたの背中に
モナリザが描けるかしら


日に焼けた腕
彼女を抱いたら
次の日には
わたしを抱いてる

嫉妬なんかあるはずないわ
愛するほど馬鹿じゃないから

でもこうやって
夜明けをむかえて
あなたの顔をのぞけば
何か残したくなるの
一夜でも愛されたこと


あなたの体はキャンバス
女達が奔放に描く
でも誰も仕上げられないの
すぐに消える蜃気楼だから


ねぇこうやって
毎晩交互に
爪痕を残したら
いつかあなたの背中に
モナリザが描けるかしら
セサミ通りのおしゃべりカエル
君が窓辺に集めていたから
僕は満月の夜小さなカエルになった

放課後の図書室で調べてみたら
必要なのは雨と月の光
そして誰かを一途に想うハート

Sing Sing Sing
君の住む街に届くように
今夜もひとりきり歌うよ
カエルノウタヲ


君が誰かに傷つけられて
バスタブで泣いているのを知った
池に流れついた涙が教えてくれたんだ

僕は雨の色をたくさん集めて
小さな小さな傘を作ったよ
君の涙がこぼれ落ちないように

Hush Hush Hush
君が静かに眠れるように
今夜は歌を忘れてみるよ
カエルノウタヲ


もしも君がキスしてくれたなら
今すぐ抱きしめられるのに…


Sing Sing Sing
君の住む街に届くように
今夜もひとりきり歌うよ
カエルノウタヲ

Sing Sing Sing
いつか君に届きますように
今夜もひとりきり歌うよ

キミガスキダヨ