素敵な靴があれば、それでよい
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そして私は靴を選ぶ

進むべき道がわからなくて泣きたくなることがある。

何もかもが中途半端で、何一つやり遂げた事がない。
これからやりたい事があるわけでもない。

前に進むための優先順位を考えた時、私にはこれといって大切なものがないことに気がついた。

もちろん家族は大切。

だけど。



考えもまとまらないまま歩き続けていたその時、ショーウインドウに並ぶ春色のパンプスを見つけて微笑んだ私がいた。

これだ。

仕事がつまらなくても、
愛を交わす恋人がいなくても、
欲しくなる靴があれば大丈夫。

その靴を履いて出掛けたいと思えるなら。
その靴を履いて会いたいと思う人がいるなら。


素敵な靴を見つけて嬉しくなる気持ちがあるなら。