一年生の夏。
それまで何とか頑張っていたYUちゃんが、
とうとう限界を迎えた。
一人暮らし。
学校。
勉強。
アルバイト。
毎日の生活の中で、
少しずつ無理が重なっていたのだと思う。
でも、その頃の私は、
それがどれほど大きな負担になっていたのか、
わかっていなかった。
YUちゃんは、
頑張っていた。
できないことがあっても、
何とかしようとしていた。
でも、
頑張っても、頑張っても、
うまくいかない。
できないことが増えるたびに、
自信もなくなっていった。
そして、
夏休み前。
YUちゃんは、
とうとう壊れた。
夏休みが終わっても、
学校へは思うように行けなくなった。
それまで普通に通っていた学校。
それが、
「行こう」と思っても、
体が動かない。
勉強も難しい。
学校へ行くことそのものが、
どんどん苦しくなっていった。
私は、
「どうして行けないんだろう」
と思った。
でも、
今なら少しわかる。
行きたくないのではなく、
もう、
頑張る力が残っていなかったのかもしれない。
YUちゃんは、
一人で頑張りすぎていた。
そして私も、
「頑張ればできる」
と思いすぎていた。
この頃から、
YUちゃんの人生は、
大きく変わっていくことになる。
一人暮らしを続けることも、
難しくなった。
そして私たちは、
ある決断をする。
YUちゃんを、
家に戻すことにした。


