ヒアルロン酸注入 には、興味があるが何となく怖い」とおっしゃる方も多くいらっしゃいます。今日は、よく質問される内容について、お話させていただきます。


①痛みについて


その通り、針を刺し注入することは痛いし怖いです。


詳しく言いますと、ヒアルロン酸注入の痛みには2つあります。ひとつは針を刺す痛み。もうひとつは注入による(押し入れる)痛みです。


これらをできるだけラクにする工夫をしております。


1) 痛み止めのクリームを塗る…痛み止め(局所麻酔)のクリームを、あらかじめ塗ります。クリームが浸透して痛み止めの効果が十分高まった頃に施術をします。


2) 氷で冷やす…注入箇所に氷を直接押し当てて、しっかり冷やします。こうして知覚が鈍くなってから、針を刺入します。


3) 極細の針を使用…非常に細い針を使用していますので、痛みや内出血は最小限です。


4) 痛み止めの入ったヒアルロン酸を使用…痛み止め(局所麻酔)の入ったヒアルロン酸を注入します。これにより、注入による痛みが大きく軽減します。



②内出血について

針を使用しますので、その可能性をゼロにすることはできません。ですが、内出血をできるだけ避けるために、以下の工夫をしております。


1) 氷で冷やす…痛みを減らすと同時に、冷やすと一時的に血管が収縮し血流が減りますので、針で血管を傷つける可能性が減ります。


2) ゆっくり針を進める…針を刺した後、皮膚の下に針を進めるのですが、この時、ゆっくり針を進めます。そうすることで、仮に針が血管に当たっても、血管が逃げてくれるのです。

血液検査の時に、おっかなびっくりためらいながら針を刺す研修医より、スパッと針を刺すベテラン看護婦さんの方が、採血が上手だった経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。スパッと刺す方が血管は逃げないのです。ヒアルロン酸注入の場合は、その反対ですね。


3) 針をスッと入れてスッと抜きます。そうすることで、皮膚を傷つけないように心がけています。針の先は刃になっています。針を刺・抜く時に針先がぶれて、刃で皮膚を傷つけ出血することが多いのです。

4) 万が一出血した場合、圧迫して出血を抑えます。十分な時間をかけて抑え、出血が止まったことを確認してから、次のステップに移るように心がけております。


5) 万一、内出血して青あざができても、ファンデーションやコンシーラーで十分カバーできて日常生活に支障をきたしません。


③異物を注入することに対する違和感


ヒアルロン酸は、皮膚や関節内にある物質で、水を集め保水保湿する成分です。体になじみやすく、アレルギーなどの心配はほとんどありません。また、良質のヒアルロン酸を使用しておりますので、およそ6カ月で吸収されます。



④腫れますか?


ひどい内出血をしない限り、強い腫れを起こすことはありません。ひどい内出血をする可能性は非常に低いので、まず心配いらないと思います。


目の下のクマに対して注入した場合、ここは皮膚が最も薄い部位なので、若干腫れぼったく感じる方はいらっしゃいますが、通常は日常生活に支障ない程度です。上記した通り、ヒアルロン酸は水を集める作用があるので腫れぼったくなるのです。法令線やマリオネット線は、皮膚が厚いので、腫れ感は少ないです。



⑤一度始めたら、一生続けないといけない?


そのように考える必要はないと思います。たとえば、ヒアルロン酸を注入しますと深いシワが大きく改善しますので、お化粧がずっと楽になりますし、元気そうに見えます。一度試してみて、気に入っていただけたら、続けていただくのも良いかと存じます。



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芦屋デコルテクリニックのヒアルロン酸注入について




今日も、ブログを読んでくださり、ありがとうございました。


よい週末をお過ごしください。


                         芦屋デコルテクリニック 院長 野町 健