初めはとても小さい疼きだった。
か細いくらいの身体からのメッセージだった。

それを
誰かが言っていた

『それはとてもこわいことだよ』
『それはとても痛いことだよ』
『それはとても苦しいことだよ』
『すごく大変なことなんだよ』
『もしかしたら命に関わるかもしれないよ』
『ちゃんとした人を選ばないといけないよ』
『みんなはこうしているよ』
『本当はこうしないほうがいいらしいよ』

という言葉たちにどうしていいかわからなくなった。
何を選べばいいのだろうかと。

身体の声を無視して抑えつけて
気づかないフリをして
『それそのもの』がなかったように振る舞い続けた。


だがそれでも身体は疼き、どうしようもなくなった。
もうそのことしか考えられなくなった。
激しい痛みを伴うようにもなってきた。

しかたなく、恐る恐る
新たな1歩を踏み出した。

『誰か』が言っていた
【こわくて、痛くて、苦して、大変なこと】をやらざるを得なくなった

ビクビクしながら、それに向き合うと

痛みはほんの少しだった

たしかにこわいがそれも一瞬だった

苦しみは疼きを我慢して無視していたときのほうが、何倍も苦しかったことを知った


『誰か』が言ったことは、『誰か』が感じて思ったことで
それが『わたし』が感じて思うこととイコールではない。

それはやっぱり経験してみなければわからないが、
『わたし』は『わたし』の感じることを大切に進めば良かったんだ。






@親知らずを抜きました。




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