
60年代から日本のクリエーター年間みたいなのに載ってた★若いときから奇抜なおねえさんだったわけだけど★1983年のサンローラン以来のメトロポリタン単独展覧会で川久保玲が2人目らしい★世界的人気は真っ黒なボロルックだったけどあの頃からテンションたもってるのはすごいよね★川久保玲以外は打ち上げ花火で終わってるから★ギャルソンの生地もほとんどが別注で織りから縦横密度を変えないと気が済まない★しかも出来上がった別注記事は市販の記事と素人目味は違いがわからない(笑)★服になると違いがわかる★魔法を使ってるみたいな気まぐれおばさんだったけど★機屋のおっさんも最初はいやいや付き合ってたが(笑)いざコムデギャルソンが脚光を浴びだすと我先にと仕事を取り出したが玲おばさんは一つの記事産地で一箇所か2箇所ぐらいしか相手にしなかったもんだから面白かった★みんなギャルソンの服買って分析しだすんだけど★生地の加工所も限定して加工も特殊で同じ番手の同じ密度の生地を織っても同じような風合いが出ない★パクれ無いわけ!!みんな一生懸命やってたけどね★無駄なことを★だって同じ生地をつくっても服にしたらだめでしょギャルソンの服だから玲おばさんの生地が生かされるんだから★生地の密度を一般の企画生地より微妙に下げるわけ★糸本数を減らしてしかも縦横の密度バランスもアレンジしてた★機屋に行って昔の生地サンプルを丹念に探し出し気に入った生地があるとその場で服のイメージを頭の中で映像化してズバリの生地だとしなやかさが出ないから密度を変えたり混率を変えてイメージにあった生地を別注するんだね★例えば綿100%を横糸だけ綿レーヨンにするとか
だから出来上がるまでどんなになるのかは本人(玲さん)以外は過去の経験値で想像しちゃうからだめなんだ★テレテレで使い物にならない生地になっちゃうとかそんなふうに機屋のおっさんは思ってしまう★でも玲さんはそれでいいんだ★なぜならば加工して出来上がった生地を使わないのね★どういうことかって言うと生機(きばた加工しない糊がついたままの状態)で服つくって服にしてから製品洗いするんだ★誰もそこまで想像しないでしょ★そんなことを色々やってたのがギャルソンって言うブランド★だから外人には東洋の魔女みたいな見え方してると思うよね