
ちょい前、小瀬でカズを観た。
文字通り、カズだけ見ることになった。
横浜FCが試合前の練習をしている。
おお、いるいる。 カズは遠くからでもすぐ分かる。
独特の歩き方。
足の一歩一歩に、首の上下の動きがシンクロする。
まあ早い話、不良の歩き方、カッコのつけ方だ^^
生カズはいつ以来だろう・・・
等々力でヴェルディの試合を観て以来だから、
へたすりゃ20年ぶりくらいになる。
だいぶ頭が白くなった。
自分の半分くらいの年齢の選手たちと同じメニューをこなす。
明るく陽気に声を出し、鳥かごでボールを取られると、大きな声で悔しがる。
このあたりで、ちょっと万感胸に迫るものが・・・。
若干、若干ではあるが涙腺がヤバい。
オヤジの特性は、圧倒的に涙もろいことだ。
気がつけば、カズだけを見ていた・・・・・・。
フットサルの日本代表監督ロドリゴは、
最後のワンピースとしてカズを呼んだ。
精神的支柱 これだ。
「スポーツでは大きな問題」となる日本人の精神性から
チームを解放するのに、カズを超える適任者はいない、という判断だ。
ロドリゴは言う
「カズはいつでも、みんなのために自分がいるというマインドを見せてくれた。
どんなことをしたらチームの助けになるのかを、つねに考えている。
ポルトガル戦の後半に起用しなかったときも、
『自分のことは気にしないで、このファミリーのために決断をして欲しい』
と言ってくれた。
チームに特別なモチベーションを植えつけてくれた。
彼にしか成し得ないチャレンジだったし、満点をあげたい。」
思えば、Jリーグ創世記
望まれた最後のピーズが、日本人のスーパースターだった。
そこに見事にハマったのがカズだった。
その年のJリーグアワード。 赤いタキシードを着て、
股間に手を当てて出てきたカズには大した感慨もわかなかったけれど、
20年の時を経て、J2で試合に出られないカズを
『たいしたもんだなぁ よくここまで来たなぁ・・・』
と、近来ないほどの感慨と尊敬の念を持って見つめるボクでした。