ドーハは悲劇ではなかった | MY LIFE AS A FOOTBALL 2

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ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

ドーハは悲劇ではなかった

そう、今ではみんなそう思っている。

あの時、中継がドーハからスタジオに切り替わった瞬間の
岡田と田島・・・・・・と書いてきて、岡ちゃんは確かだけど、
もうひとりは誰だったけ と。 田島だったのか? と。

あれだけ印象的だった二人の顔の、一方が定かではなくなっている。
いやぁ~ ドーハは遠くなりにけり。
 
 ※ 記憶力の低下をごまかしてるだけじゃん^^

今なぜドーハ?
オフトが当時の関係者と会う・・・という番組を観たからだ。
その名もズバリ 「ドーハは悲劇ではなかった」

番組内のインタビューで、ふたり連れの女性サッカーファンが言う

「悲劇じゃなかったんじゃない。 おかげで今もカズさんを見られるし・・・」

正解! いい答えだ。

  ※ カズは元気で、なんとフットサルの代表入りも・・・・・・
     昨日は北海道に5000人、ソールドアウト。 ダフ屋まで呼んでしまう^^


番組の最後でオフトが会うのもカズだ。
オフトはカズに言う

「君のセンタリングはいまだに完璧だ。

 足の角度もそう、右でも左でも完璧だ。

 多くの選手が無理な体勢でセンタリングしているのに・・・・・・」

それとダブるように、当時の映像が流れる。
その中で若き日のカズは、オフトにブーたれている^^

コーナーキックの練習だ。
カズはライナー性の低いボールを蹴るが、オフトがダメ出しをする。
もっと高いボールを蹴れ! 2.5メートルくらいの高さで と。

カズは誰にともなくつぶやく

「今ぐらいのほうがいいんだよ (高いとキーパーに)取られちゃうよ・・・」

なんもわかってねぇな あのオッサン といった感じだ。

が、次の瞬間、カズはオフトのリクエストに完璧に答える。
左足で蹴ったボールは、高さも速さも回転もオフトを唸らせるに十分なボールだ。

オフトのあの英語が、あの声でピッチにひびきわたる。

ザッツイッ! とか グッ! とかそんな風だ^^

 番組は、オフトがオレはタバコを吸うから向こうに行くよ とか言って
あの声で、ヘタな日本語で「さゆなら~」と言いつつ、去っていくシーンで終わる。

オフトはドーハは悲劇でもなんでもない、とは言っていない。
というより、悲劇だの何だの、考えてもいないのだ。
プロフェッショナルのコーチにとって、あの試合も予選の1試合に過ぎないのだ。

彼が見ているのは、明日だ。
ありがたくも、明日の日本のサッカーのあり方だ。

いいもん見たなぁ
カズの技術を再認識させてくれただけでも、いい番組でした。