アマの中のアマの発表会 | MY LIFE AS A FOOTBALL 2

MY LIFE AS A FOOTBALL 2

ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

プロ中のプロの仕事は前の記事で。
その映画を観た次の日に“父親たちの発表会”へ行った。

友人のカンちゃんが主催する、ギター教室初の発表会だ。
カンちゃんの生徒さんたちは・・・ みんな60歳以上だ!

60を過ぎて、初めてギターを持ったのだ。
3月から始めた教室の、最初の晴れの舞台だ。
これがおもしろかった。

それはそれは拙い演奏だ。
とても他人に聴かせるレベルではないのだが・・・

お父さん、お爺さんたちは弾くのだ、最後まで。
手が震え、楽譜を落とし、声は上ずる・・・

「すいません」「もう一度・・・」
「いちとぉ、にいとぉ」←カウントね

メンバー中ただひとりのお母さん(おばあちゃん?)は
演奏の途中で悪びれることなく言った

「わからなくなっちゃった」

伴奏していたカンちゃんが励ます

「最初からやりましょう」

最後は舞台に全員が揃い、合奏で終わった。
アンコールもあったぞ(かなり無理やりの^^)

最初はどーなることかと思って、
こっちの方がドキドキ、ヒヤヒヤしたが、
最後は観客(身内のみ^^)も楽しんでいた。

カンちゃんはいいことをしてるな。