録画でサウジ戦を観ていると、どこからともなくクマの彷徨が聞こえてくる。
この声は、いつか聞いた声。
点けっ放しのテレビから聞こえる、そのあまりの大音量に、眼が覚めた声だ。
大熊清がU-19の監督だった時の実話だ。マジ、夜中に起きたんだから^^
現在、オシムの下で代表コーチをしている。監督の代わりに“声”担当だ。
相変わらす、異様なほど声が通る。
ベンチ・リポーターの必要がない。大熊のデカい声で指示が全部分かるからだ。
オシムの難解なメソッドを選手に聞かれると、知ったかぶりせずにいったん保留。
わざわざオシムに聞き直してから、再び選手に伝えるんだそうだ。
これね、なかなかできないヨ。
ロクでもない“見栄”で身動き取れなくなるのが普通だ。
ワールドカップ準決勝、フランス対ポルトガルの大熊の解説・・・
ジダンが2点目を決めるシーン
「ないですよ、ないです いやっ いやっ いやぁぁ~~」
解説を解説すると、“ないです”というのはオフサイドがないの意味で、
“いやっ”は、嫌なんじゃなくて、ジダンのゴールに感嘆!している“いやっ”
※顔が見たい人はこちら→大熊 清