私の抗がん剤の治療は

2008年12月から始まり、

2009年の5月に終了した。


週1回の通院を月3回、1週お休みして、

1クール。

それを6クール行うものだった。



3クール終わったところで、

PETで検査。


腹腔内のがんはきれいになくなっていたが、

問題は第五腰椎のがん。

薄くなってきているが、

まだ残存しているとのことだった。


放射線治療を受けて

まだ2ヶ月ほどしかたっていなかったので

まだ効果がでるまでには数ヶ月様子を見る必要があるでしょう

との主治医の話だった。

そして、必要があれば、

抗がん剤をあと3クール追加することも有り得る、と。



予想はしていたことだが、

まだ体にがんが残っている事実は、

4クール目からの闘病心に、

ちくちくとボディブローを浴びせていった。



何の競技(?)でもそうであるように、

折り返しからゴール手前に行くまでの時間が一番苦しい。

しかも、6クール目がゴールになるとも限らない状況では、

気持ちをどういう風にもっていればいいのか、

自分でも分からなかった。



ちょうどまあの卒園・入学の時期と重なっていた。

卒園式等の準備をしている他のお母さんたちの姿を見るのも辛かった。

何もできない自分がもどかしくて、

情けなかった。



4クール5クール目が、

私の抗がん剤治療の最後のヤマ場だった。




でも、入学式が無事終わり、

まあが学校にも徐々に慣れていく頃、

暫定ゴールの6クール目が始まり、

気持ちが暫定ゴール完走に向けて切り替えられていった。