8月のある日。


大事な大事なあの人が去っていった。


泣いて泣いて、悲しくて苦しくて、また泣いてひたすら泣いて。


いままでの私なら、それで終わり。
たくさん泣いたし、さて、切り替えて次に行こう!って、数日後にはケロッとしてた。
なんなら、私は悪くない、あんな人と別れて正解だった!とも思ったりしてた。


でも、そうじゃなかった。
いままでとは全然違った。


あの人を失って、それでもいいや、なんて到底思えなかった。
あの人を責める気にはどうしてもなれなかった。
大事にしていたはずなのに、なんでこうなってしまったんだろうって。


泣いたあとは、たくさん考えた。
過ぎた日々を振り返って、その時々の自分と見つめ合った。


そうしたら、あの人を大事にしている"つもり"で、結局のところは自分ばかりなわたしがそこに居た。


後悔した。


なんでもっと早く気付けなかったんだろうって。
どうしてあのときこうしてなかったんだろう、ああしてれば良かったのにって。


でも、過去には戻れないし、いま隣にあの人はもう居なくて。


でもでも、やっぱりあの人がいい。
あの人じゃなきゃ嫌だって、強く想った。


そこでハッとした。


未来のことならどうにかできる。


自分が変わらなきゃって。


あの人ともう一度、一緒に笑って過ごせる日々に向かって、わたしはこの日から歩き始めたのです。