2021年度【deco塾】 | deco凹blog 栃木県佐野市 田舎系美容師日記

2021年度【deco塾】

 

 

*今期の【ベーシックカット】セミナーのお知らせですひらめき電球

 

 

皆さま、わたしは【カット】が好きです。

 

この道に進んだのも、子供の頃に目にした、ヴィダル・サスーンのヘアカットのデザインに、衝撃を覚え、心を掴まれたからです。

(家業が理美容で、店内にVSの作品の写真が飾られていた)

 

もともと想像したものを創造するのが好きで、絵を書いたり工作したりが得意な方でしたので、髪を切ることで、様々な髪型を造形するヘアカットに、自然と面白味を感じるようになり…

 

実際に美容師になった訳です。

 

そしてこの仕事に就き、人の髪をカットしてみて、わかったことがあります。

 

「俺はカットが下手クソだ…」と言う事実…(涙

 

そうなんです、、

カットがめちゃくちゃ好きなのに、カットがめちゃくちゃ下手でした、、、

スタイリスト駆出しの頃は、ご要望のイメージよりも、余計に長さを切り過ぎたりして、お客さまにお叱りを受けることもたまにあり… 

 

いや、、よくあり…

自信を無くし、落ち込み、クヨクヨする、、そんな夜を過ごすこともよくありました。

 

ですが!

そこはカットが大好きな自分

「思い通りにヘアデザインを作れるようになりたい…」

そう、落ち込んでいても仕方ない、前に進むのだ!!

そんな一心で、カットのセミナーに通い出すことになります。

 

興味をもったセミナーには積極的に参加し、自分で言うのも何ですが、けっこう努力していたと思います。

 

そのおかげか、徐々にカット技術も向上し、徐々にお客さまから、ご支持をいただくことも多くなり、徐々に仕事が楽しいものになって行きました。

 

そして何時からか。。。

「このカットの楽しさを、カットで悩んでいる人に伝えたい」

と考えるようになり、、、

 

やがて、自ら志願し、

当時勤めていたサロンのカットのトレーナーに就任します。

(当時は、そういったトレーニングのシステム自体が無かった)

 

「よし!カットの楽しさを伝えよう!!」

はじめは、意気揚々と張り切り、準備万端でのスタートとなりましたが、、

実際、それを【伝える・教える】ことはとても難しく、幾度となく壁にぶつかることになります。

 

その度、自作(手書き)の"カットマニュアル”を見直し、新たに作り直しては、また見直して…

 

それを繰り返しているうちに【ふと気がついた】のです。

 

「カットのマニュアル化は不可能だ…」

 

そうなんです、カットはマニュアル化できるような、単純で簡単なモノでは無かったのです。

 

もし、カットの全てを完全マニュアル化しようとしたならば、、、

「何百、何千、何万、膨大な数のページ数になってしまう…(汗)」

首から上だけでも、頭の形(骨格)、髪質、毛流、重力、顔立ち、顔型、生活パターンなどを踏まえ、ひとりひとり皆違うベース・素材に、デザイン設計し、当てはめて行かなければなりません。

 

それだけでも膨大な情報量なのに、さらに、ファッション傾向、ライフスタイル、体型(骨格)、その時の氣分、時代性なども盛り込んで、デザインを考え、カタチにしなければならず、、

 

当時の自分は【パターンや決まった型に当てはめ、まとめることは無理】と言う結論に至りました。

 

で、悩み考えた訳です。。。

 

そして、導き出された答えが「基礎を見直そう」でした。

 

そこからまた、もう一度、基礎を学ぶために【ベーシックカット】のセミナーに通いはじめます。

 

で、なんとな〜く気づいたのです「以前に学んだ時と、何かが違う…」

そう【見えている・感じている】何かが違うのです。

 

そして、約一年のベーシックカットセミナーが終了する頃には、何かを掴んだ自分がいました。

 

カット技術もより向上し、より自由度が増し。。。

「掴んだモノを誰かに伝えたい」と思うのですが、それを上手く言葉で伝えることができず、、

「どう伝えたら…?」の想いだけがグルグルまわり、モヤモヤとするばかり…

「いったい、どうすれば良いのか…」悩みに悩んだ挙げ句、出た答えは。。。

 

「もう一回、基礎を見直そう」でした(笑)

 

そこからまた一年、、

そしてもう一年、、、

けっきょく三回、三年間、みっちり基礎を練り込んだことになります。

 

そして、わかったのです。。。

「カットに切り方、やり方、決まりは無い、何でもアリ」

カットはすごく自由なもので、自由に自分の仕事を表現できるツールであり、「誰かが教える通り、教科書通り、パターン通りに身につけるのはちょっと違う」と確信しました。

 

そして、その確信をもち、勤めていたサロンのミーティングで提案したのです、、

「スタッフの教育には【ベーシックカットが最も重要】、今一度、基礎を見直しましょう」

ですが、、 返ってきた意見は。。。

「ベーシックなんて古い技術、今更使えないし役に立たない」と言うものばかりでした…

 

まぁ、、当時は、カリスマ美容師ブーム全盛期…

しっかり【切ること】よりも【削ぐこと】

正しい【鋏の開閉】よりも【鋏を振り回すこと】

理論を【理解すること】よりも【感覚的になんとなく】

【誠実さ】よりも【ノリの良さ】

 

そんな時代でしたので、致し方ありません。。。

が、そんな中、ある一人の人物の登場により、この業界に大きな時代の変化が訪れます。

 

そして、その変化の恩恵を多大に受け、自分のカット技術は、より深まりより向上し、、、

さらに、それを言葉で伝える方法も身につけることができました。

 

そして【凸塾・でこじゅく】が始動することになります。

 

そこから約10年。。。

「カットが上手くなりたい、思い通りにカットしたい…」そう思う人に、カットの基礎【原理原則】核心の部分を伝えさせていただいています。

 

時代とともに、ヘアデザインやファッションなどの流行が変わっても、ヘアカット核心部分である【基礎】は、変わる事がありません…

そして、ベーシックカットを自身で取り組んで行けば行くほどに、のスキルは、高まり、深まり、広がって行くのです。

 

「骨格に対し、髪がどう落ち、その毛先がどう形をつくるのか?」

 

すごく単純で簡単に思える問いですが、、、

シンプルなモノほど奥深く、いつまでも追求して行ける、終わりの無いモノ…

わたしはそう思います。

 

~もっと自由に、もっと楽しく、

    自分だけのオリジナルな仕事のための礎を築く~

 

「自分にしか出来ない仕事を、一生をかけて追求し、楽しみたい!」

 

そんな想いをお持ちの方…

 

凸塾でお待ちしております。

 

 

大地に、深く広く根をはることが出来なければ、きれいな花は咲くことがありません…

ラッキーな事が重なり、偶然に花を咲かせることもあるかも知れませんが、花はすぐに散ってしまい、もう一度、花を咲かせるかどうかは運まかせ…

大地に、深く広く根をはれば、そこからエネルギーをしっかりと吸収ができ、きれいな花を咲かせることができます。

もし、花が散ってしまったとしても、また時期が来れば、再び花は咲くでしょう…

 

カットの基礎『原理原則』を、しっかりと腑に落とし、自分で身体を動かして、基礎技術を繰り返し練り込み、それを体得することができたならば…

自分自身で、自分の技術力の根を、より深め、より広げて行くことが可能になり、一生、自分を伸ばしつづけ、自分らしい仕事の確立へとつながります。

 

旬が過ぎたら散りゆくのか…

旬に関わらず花を咲かせるのか…

 

髪を造形・デザイン・カットすることを、ずーっと楽しみましょう!

 

 

凸塾塾長・大塚英志

 

2021年度、deco塾

・ベーシッククラス 全8回【全日程 月曜日】

 9/13 10/18 11/15 1/17 2/21 3/14 4/18 5/16

 時間:12:00〜18:00

 講習費:¥70000

 定員:8人

 講師:山崎俊明・荒井弘行

 

・アドバンスクラス 全5回【全日程 火曜日】

 9/14 10/19 11/16 1/18 2/22

 時間:12:00〜18:00

 講習費:¥50000

 定員:8人

 講師:大塚英志・荒井弘行

 

*お申し込み、お問い合わせ、会場

 (株)クロサキ 〒320-0844 栃木県宇都宮市菊水町12-7 TEL/028-636-5828

 

*もしくは、私に直接このブログでメールをいただければ対応いたします。

 

どうぞよろしくお願いしますニコニコ