勉強会をはじめて1か月ほどで手ごたえをつかみ始めてきたなと感じる中、算数が不安定です。
苦手分野があることと、ときどきやらかすケアレスミスが気になってきました。
特にケアレスミスやなぜこの問題を間違えるんだろう？という問題。
少しずつ見ていくといくつか傾向が見えてきました。
・見直し検算に時間が取れてない
・図形問題（全般）
・文章問題（特に割合問題）
中でも見直し検算に時間が取れていないのが一番気になります。
というのも計算に時間がかかりすぎているのと計算の仕方のコツを掴めていません。
すごく単純な計算問題を例にします・・・
例えば
23.4+32.8+83.1+51.3+67.2+48.7+76.6+16.9=□
という問題
ただただ小数の足し算なんですが、出題されるときは、単にこれを簡単にして求めなさいと言われているようなもんですよね。
つまり・・・
23.4+76.6=100
32.8+67.2=100
83.1+16.9=100
51.3+48.7=100
合計 400
ほぼ計算に頭使わない瞬殺問題です。
娘はこれを前から順にそのまま計算していってしまっています。
時間はかかるは、計算はミスってるは。
いやいやいや、出題するからには単にめんどくさい問題なんて出さないですよ。
効率よくパターンを見つけるのが「算数」ですよね。
これが分からず、やたら滅多に計算していきます。
同様に
5.2÷0.28×16.8÷3.9＝□
これは
□＝5.2×16.8/0.28×3.9
と分数化して、あとは約分して
＝4ｘ60/1ｘ3
＝4x20
＝80
でこれも瞬殺問題ですが、やっぱり一生懸命解いています。
桁を間違えてミスったりもしています。
あとは単純に分数⇔少数の換算が頭に入っていない。
いちいち計算して出したりしないですよね？
1/2 = 0.5
1/4 = 0.25
3/4 = 0.75
1/5 = 0.2
1/8 = 0.125
3/8 = 0.375
5/8 = 0.625
だとか・・・
二桁の素数や素数の2乗（平方数）なども頭に入ってない
11,13,17,19,23,29,31・・・
平方数だと
121,169,289,361・・・
これ知らないと約分に時間がかかってしまうんですね。
うーん。こういうのって塾だとかで教えてもらっているはずなんだけどな…
計算のコツをつかめればもっと加速するし、その分時間も余るから検算も楽だし、そもそも間違えにくくなるし。
こういう基礎的なコツを分かっていないと計算が大変でミスも多くなり、算数の楽しさを味わえなくなるんですよね。
とりあえず、時間はかかっても解けていたりしたので見逃していたのですが、計算ミスや時間がたりなくなり、ケアレスミスの見直しができない原因はこれだったのかと。
さっそく、対策で計算のコツできれいに解ける問題集をピックアップ。
こちらは計算のコツを覚えるのによい良書。
解説も詳しく、難しすぎないところや、今まで単純にしか計算してこなかった子にはこうした解き方があると意識させてあげるだけでも十分にスピードと正確さがアップします。
こちらは数学オリンピックの方たちにはもう定番の良書。
一工夫するシンプルな計算問題から1行問題、図形などを50問を50分で解いていく、秒殺トレーニング。
大人でも結構脳に汗かけますので、頭の体操にも良いです。
算数な苦手な子もまずはこの辺りを繰り返して、算数のひらめきのコツや楽しさを味わってほしいです。
こちらは上記の発展編ですが、こちらが実に良いです。
1行問題や図形問題などを秒殺していくには変わらないのですが、見開きの左に問題、右に解くイメージ図が描かれています。
ちょっと閃きにくいときは右のイメージ図を見て短時間でささっと解いていきます。
これも良問ぞろいで、これは中学受験に直結するなという古いながらも実績のある問題集です。
残念ながら、古すぎて今は増刷していない様子・・・見つけたら即買いだと思います。
娘もこの問題集に触れて、歓喜のAHAを連発しています。
脳が喜んでいるんですね。
ちょっとは算数の楽しみ方が分かってくれると父さん先生はうれしいです。
早く克服して、本当に考えなきゃいけない問題に時間を使いましょう。
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