大阪地検特捜部の証拠品改ざん事件を巡り、犯人隠避罪に問われた元部長・大坪弘道(58)、元副部長・佐賀元明(50)両被告の第8回公判が18日、大阪地裁であった。
元部下で郵便不正事件の証拠品だったフロッピーディスク(FD)データを改ざんした前田恒彦元検事(44)(証拠隠滅罪で実刑)が検察側証人として出廷し、「電話で佐賀被告に改ざんを告白した」と証言した。
この裁判で両被告は「前田元検事からは改ざんではなく過失と報告された」として無罪を主張している。
問題の電話は、前田元検事が出張先の東京からかけた昨年1月30日夜の電話。検察側の尋問で前田元検事は、佐賀被告との通話内容について「『国井弘樹検
事(36)(現・法務総合研究所教官)から、前田さんがFDのデータを変えたと聞かされたが、本当か』と尋ねられ、『本当です』と認めた」と明言し、「日
付をどのように変えたかまで伝えた」と説明。これに対し「佐賀被告は『何とか(前田元検事を)守りたい』と言った」と前田元検事は振り返り、法廷で涙ぐん
だ。