所属グループ、隠す民主議員 要覧初掲載、75%申告せず | deckbariaのブログ

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国会議員の経歴や連絡先などを網羅した「国会議員要覧」(国政情報センター刊)が最新の9月版から民主党所属グループを掲載するようになった。民主党のグループ(G)はかつて親睦会に近い組織だったが、政権交代により自民党の派閥同様の力を持ち始めたからだ。ただ、掲載は自己申告に基づくため「グループ隠し」が相次いでいる。

 国政情報センターでは、8月上旬に民主党各議員に所属グループを調査。複数回答も「可」とし、1人でも申告があればグループ名を掲載したという。

 掲載されたグループで最大だったのは小沢一郎元代表Gの30人。これに旧民社党系17人▽鳩山由紀夫元首相G14人▽前原誠司政調会長G、菅直人前首相G各10人▽樽床伸二幹事長代行G、野田佳彦首相G各8人▽羽田孜元首相G6人▽国益を考える会5人▽小沢鋭仁元環境相G、旧社会党系、平野博文国対委員長G各2人▽鹿野道彦農水相G、原口一博元総務相G、馬淵澄夫元国土交通相G各1人-と続いた。

 だが、圧倒的多数は無記載・無所属で所属議員の約75%を占めた。実際にはこの多くがいずれかのグループに所属しており、あえて申告しなかったようだ。

 小沢一郎、鳩山、菅、野田の各グループの申告率はいずれも3割前後。「寄せ集めの仲良しサークル」と揶揄(やゆ)される前原Gの申告率は2割にすぎなかった。逆に旧民社党系は6割以上が申告し、強い結束力をみせつけた。

 申告率が低い理由はいくつかある。一つはグループへの帰属意識の希薄さ。いくつものグループを掛け持ちしている議員には一種の後ろめたさもある。グループの「派閥化」を嫌う議員も少なくない。小沢G系の議員には、小沢氏が公判を抱えている「後ろ暗さ」もあるようだ。

 一方、次の政局をにらみ、あえて所属を隠す「ステルス議員」も少なくない。所属グループを公表すれば、次期代表選などで動きが制約されるからだ。この動きが加速すればグループは秘密結社化しかねない。

 加藤学衆院議員は「グループは勉強・親睦の場で縛り付けられるものではない」とあえて4グループの掛け持ちを自己申告。逆に無申告の小沢系議員は「自分の立場は永田町で知られておりアピールする必要はない」と説明した。(斉藤太郎)