<ソニー>「ブラビア」TV出火の恐れ 19万台リコール | deckbariaのブログ

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ソニー(本社・東京)は12日、07~08年に製造した液晶テレビ「ブラビア」の40型5機種に、出火につながる重大な欠陥がある可能性があるとして、国内販売した約18万9000台を消費生活用製品安全法に基づき報告したうえで、リコール(無償点検・修理)すると発表した。長崎市で棚を焦がす火事になり、消費者庁が「重大製品事故」と判断した。14日、製品評価技術基盤機構(本部・東京)が同市消防局と共に現地調査する。

 購入者には新聞やインターネットなどを通じて告知し、訪問点検で不具合が見つかれば部品を交換する。類似構造の部品を使ったテレビは海外にも約140万台出荷されており、これら約160万台を無償で点検し、必要があれば修理する。

 同社によると、テレビ上部のプラスチック部分が焼けて穴が開くなどの報告が▽08年に1件▽10年に2件▽11年に7件--あった。調べたところ、液晶バックライトを点灯させる変圧器の一部に、内部コイルが断線する不具合があったという。断線したまま通電すると隙間(すきま)が炭化して火花を出すようになり、他の部品を加熱して発火の恐れがあるという。

 報告があった10件は個別に交換などの対応をしたが、最近相次いだため原因を検証。その後発生した長崎市の火災が重大製品事故とされ、対象全製品の点検・修理を決めた。この5機種は08年に製造を終えたが、以後も販売された可能性があるという。型番は次の通り。

 KDL-40X5000▽同40X5050▽同40W5000▽同40V5000▽同40V3000。問い合わせはソニーテレビ受付センター(0120・668・812)。受付時間は、月~金が午前9時~午後6時。土日・祝日は午前9時~午後5時。【梅田啓祐】

 ◇上部から煙と炎

 長崎市の製品事故は今年9月28日夕、1人暮らしの女性(85)宅で起きた。女性によると、居間でテレビを見ていると突然、テレビの上部から煙が上がり、炎が出た。連絡した警備会社の指示で電源を切ると火は消えたが、テレビ真上の木製の棚も焦げ、警備会社が消防に通報した。

 テレビは07年に購入し、事故の後、無償交換されたという。女性は「絶対安全と信じているものから火が出るなんて。高齢で体が動かなくてテレビを見ている人や、つけたままうたた寝する人もいると思うと怖い。一刻も早く購入者に知らせてほしい」と話した。【蒲原明佳】