経済格差の拡大に抗議する米国の運動「ウォール街を占拠せよ」に呼応したデモや集会が15日、日本でも始まった。東京都内では、若者らが「OCCUPY TOKYO!(東京を占拠せよ)」と書かれた横断幕を掲げてデモ行進した。
米国の運動の参加者らは、15日を「国際アクションデー」と位置づけ、世界中で行動を起こすよう呼びかけている。インターネット上には、日本での参加者を募るサイトが複数開設されており、都内では少なくとも三つの集会やデモが計画されている。
東京都千代田区の日比谷公園周辺では、正午過ぎから数十人が「貧困撲滅」や「脱原発」などと書かれたプラカードを掲げながらデモ行進した。中心メンバーの一人で東京都墨田区の元会社員、松永健吾さん(43)は「世界のムーブメントに日本だけ乗り遅れるわけにいかない。一人の力は小さいが、一人一人の声に耳を傾け、大きな力にしていきたい」と語った。
ツイッターを見て参加した横浜市の自営業、村上今朝男さん(62)は「周囲で仕事がない人が増えているが、若い人があまり声をあげないので応援しようと思った」と話した。【長野宏美、黒田阿紗子】