前田国土交通相は8日、建設中止か継続かを再検証中の八ッ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)について、県庁内で大沢正明知事、高山欣也町長らと会談し、ダムを建設するかどうか、2012年度予算に反映できる時期までに最終判断する方針を伝えた。
大畠章宏前国交相らは今秋までに判断するとしてきたが、予算編成が終わる年末までずれ込む公算が大きくなった。
この日の会談で大沢知事らは、利根川の複数の治水案のうちダムを最良と国土交通省関東地方整備局が評価したことを踏まえ、建設継続を早く決めるよう要求。これに対し前田国交相は、東日本大震災で利根川の堤防の一部が壊れた影響なども考慮する必要があるとの見解を示した上で、「多少の時間は要するが、来年度予算に反映させるため最大限努力する」と答えた。