2019年1月
会社近くの開業医の泌尿器科を受診しました。
尿が近いという感覚はありましたが他に自覚症状はありません。
予備知識はその程度です。
痔を事前に申告したからか避けたかった触診はなく近くの大きな病院でMRIを取るよう指示がありました。
直ぐ予約が取れました。
以前大腸ポリープ切除と白内障手術をしてもらった病院で安心です。
MRIから10日後、結果を聞きに受診します。
いつかは自分もという意識はありましたが、何処で今ではないだろうと根拠のない期待もありました。
診察室に入って早々、先生から画像を見ながら淡々と単刀直入に、
「この部分に影があります。癌の可能性が高いのでP病院を紹介します。」
と告げられました。
一瞬何が起きたか事情が掴めず固まってしまいました。
それでも何とか気を取り直して「確率はどれくらいでしょうか?」と聞きました。
「90%です。ネットとかに色々情報が出ているので勉強しておいて下さい。」
90%と言えばほぼ確定です。
こんなにもあっさりと癌を告げられるものかと驚きました。
結果的に前立腺癌でしたし、紹介されたのが大阪P病院の部長先生で、お陰で手術も成功しましたので、その点は大変感謝しています。
ただ、もう少し患者を慰る説明があっても良かったのではないかと思いました。告知を受けた方は予備知識もなく受け止める場合もありますから。
土曜日で休みでしたが仕事を残していたのと打ち合わせがあったので会社に向かいました。
ショックで仕事が手につきません。
打ち合わせも全く集中できませんでした。
退社しようと思いましたが帰って一人で部屋にいるのは耐えられるそうにありません(この時点では大阪で単身赴任中でした)。会社に残ってネットで前立腺癌の情報収集をしました。
とは言え、確率は90%、残り10%に望みを託し早速紹介してもらったP病院で受診してもらいました。