ストレッチャーに乗せられ部屋に戻ってきました。

ベットに移されてひたすら安静です。
3時間はベットを起こすことも、水分を取ることもできません。

麻酔が効いて下半身は感覚がないので痛みはありません。

3時間が経過して少しずつですが感覚が戻ってきます。

最初の歩行は、看護師さんの付き添いが必要です。試しにベットの脇に立ってみようとしましたが、ふらついたので一旦は諦めました。

麻酔が効いているのか尿意もありません。
上手く出せなければカテーテルを尿管に入れなければならず、前立腺の手術で尿管の接合部に不安があるのと、カテーテルの違和感に苦しんだのでできれば避けたいと思っていました。

6時間ほど経過してそろそろ麻酔が切れる頃、下腹部に強めの痛みが出始めました。ついに来たかと身構えます。

暫く痛みに悶えているとオシッコを出していないためではないかと思い始めました。水分も随分取っているし、考えたら6時間以上トイレに行っていません。

何とか立てそうなので看護師さんを読んでトイレへ。少し時間がかかりましたが何とか出すことができました。

ベットに戻ると先程の強めの痛みも消えています。カテーテルの不安もなくなりました。

薬剤師さんと看護師さんがきて薬とガーゼの使用法を説明されます。

患部に充てるガーゼは暫くは3枚重ね。血と浸出液が3枚目に染みるぐらい結構出ます。
ガーゼがズレないようにサポートパンツを着用しています。

看護師さんが痛みが無いので点滴を外しに来られましたが、夜痛みがあった場合の最終手段で点滴使用の選択肢を残しておきたかったので、お願いして身体に刺してある元の部分は残してもらいました。

この日は晩ご飯もなく、水分を取るだけ。痛み止めと出血を抑える漢方薬を飲み、軟膏をつけたガーゼに替えて後は寝るだけ。

痛み止めが効いているのか夜になってもほとんど痛みはありません。

3つも痔核を切除しているのだし、「このまま手術当日の夜が終わるはずがない」と不安を抱きつつ眠りにつきます。