今朝は久々の氷点下。
朝まだきの布団の中でも春が少し後退したのが、わかった。

寒さにスッカリ怖気てしまって、
ウールのハイネックのセーターに、
ウールのハイネックのソフトジャケットを重ねて、
カシミアのコートの襟元を、
さらにカシミアのマフラーで埋めて。

暖かな春を知った後では、
辛い後戻り。

訳のわからぬプライドで手袋だけは分厚い真冬用の革手袋はせずに、軽やかな薄いものに。

スマホなんてものの前からの愛用品だから、もちろん、操作にはイチイチ脱がなきゃならない。
それでも、すっかり馴染んで自分の手のようになった大好きなソレをして、時々外してスマホを弄っては面倒になって裸のままの手を、何度も洗われて柔らかくフカフカにカシミアらしくなったマフラーを撫でては、(赤ちゃんのおしゃぶりじゃないんだから)と恥ずかしく、誰にも気づかれなかったかコッソリ周りを盗み見て、その手をポケットにしまったり。

後何回冬の朝があるだろう。
もう少しだけ、冬と春の狭間を感じていたい、そんな気もする。