今日からまた、父が抗がん剤セカンドラインのタキソテール投薬のために入院しました。
午前中、9時から放送されている大好きな韓国歴史ドラマ「 大王世宗(テワンセジョン) 」を観た後、病院へ。
駐車場で車を降りたところで、
「 お父さん、私12日には九州に戻るんだから、前みたく入院延長なんてならないようにしてね!
心配で帰るに帰れなくなっちゃうんだから。 」
それは元気付けるつもりで言った言葉なのに、父はすかさず空を見上げながら
「 帰ったっていいよ。
お父さんはお空に帰るから。
お空からお前がちゃんとやっているかどうか眺めるから。 」
と切り替えされてしまいました。
当たり前みたいにそんなセリフを吐くけど、当たり前にそんな風に言えちゃうのは、家族が見ている以上に、父が死を身近に感じている証拠だ。
そのまま何も言い返せないまま、父にそっと腕を絡ませて歩くと、父は
「 ありがたいなぁ。昨日はママもそうやって、支えるように歩いてくれたよ。 」
と。
ただ、向かう場所が病院だけに、入り口の近くになって
「 これじゃまるでヨボヨボ老人みたいだから、もう腕を組まなくていいよ。
家族揃ってお散歩してる姿は人に自慢できるけど、娘に手を引かれて病院に行く姿はどうもなぁ。 」
と言われたので、素直に身を引きました(笑)
まだ見栄を晴れる気力があることだけは、良かったかな。
病室は見晴らしの良い5階を希望していたものの、残念ながら空いているのは2階とのこと。
ちょっと残念でしたが、窓側のベッドだったので閉塞感なく過ごせそうです。
お父さん、今回は早く退院しようね。
父はベッドに案内されてすぐにパジャマに着替え、そのままベッドの中へ。
表情まで病人になりきってしまいました。
抗がん剤投与後、このまま起き上がれないなんてことが無ければいいのだけど・・・
タキソテールは通院でも投薬可能な抗がん剤なので、早く退院できることを祈るのみ。
副作用も出ませんように!