今日から旅へ。 | 父と家族の末期がん闘病記

父と家族の末期がん闘病記

2012年6月末、当時65歳だった父が突然、末期の食道小細胞がんとの診断を受けました。
現実と向かい合うため、父との日々を忘れないための記録ブログです。


今日から、父と母と三人で旅に出ることになりました音譜



先週金曜日に受けた診察で、父の次回の入院は10月1日からに決まり、

「 旅行は出来るだけ早く行ってくださいね! 」

と主治医からアドバイスを受けたためです。


抗癌剤の効果が殆ど効いていないからなのか、父にも日々自分の病が悪化しているという自覚症状があるからなのか・・・

その主治医の言葉に急かされるように、急遽私の転勤先である九州の別府へと行くことになりました。

(主治医は旅行に行く時間を作るために、わざわざ入院予定を先延ばしにしてくれたのかも知れません・・・)



本当は8月末、抗がん剤2クール目が終わり次第 両親に転勤先へと来て貰う予定でした。

しかしながら、白血球の数値が大幅に下がってしまったが故に父の入院が長引き、旅行をキャンセルせざるを得なかった経緯があり、今回はそのリベンジ旅行です。



で。

神奈川県から別府に行くのに、片道約1100キロメートルというだけに飛行機を使うのが一般的なのですが、父たっての希望で電車で行くことに。

新幹線を乗り継いで、半日以上がかりの長旅です。


父は最近体調が思わしくなく、時々微熱が出ることがあれば胃も痛くなったり、頻繁に倦怠感を訴えているので、体力面ではちょっと心配なのですが・・・


「 今回のチャンスを逃したら、もう行けないかも知れないから。 」


と本人の強い意志もあって、強行することに決定。



JRの切符は往復で14日間有効になるので、帰りはいつにするか決めていません。

旅程は父の体力次第。

これが出来るのも電車の旅だからこそ。



やりたいこと、行きたい場所は沢山あるけれども、とにかく無理はせず、家族3人の楽しい思い出を作ることに徹したいと思います。

とにかく、父の無邪気な笑顔が沢山見たいなぁ。