中小企業診断士試験第二次試験が終了して三日目である。
ようやく体調も通常モードに戻ってきた。
昨日までは試験当日の上がりきったテンションを引きずって
身体が疲れているのかいないのか(実際は疲れているのだが)よく判らない状態だった。
そのテンションの余熱を利用して再現答案を一気に作成した。
帰りの高速バスを待つ間とバスの中で記憶を手繰って主要なところはメモに書き出していたので
それほど大変な作業ではなかった。かなり再現性は高いと思う。
再現答案としての質は高いと思うが、当然、解答としての質が高いというわけではない。
しかし再現答案を作ってみて愕然とする事はなかった。
致命的と思われるミスがない分、これから一カ月強、生殺しの目に会うわけだ。
このようなコメントを書く人は往々にして、結果発表当日のブログで
『「え?うそっ、まじ?!」何度見直しても番号がある!』などといかにも信じられません、という
合格のコメントを載せるが、自信ありません、という伏線をたっぷり張っておいての劇的な合格の演出を計算していたとしか思えない。
自分は偉そうに致命的なミスは無かった的な書き方をしているが、事例Ⅳではやはりやらかした。
第二問設問3
「単価が幾らを割り込むと赤字になるか」、
ど楽勝だ、損益分岐点売上高を出せばよのだろう。
CVPは絶対に落とせないぜ...
さて
単価を(x)とすると
損益分岐点売上高=固定費÷限界利益×売上高だから
370÷(40⒳-900)×40⒳>0
?
370÷(40⒳-900)×40⒳=0か?
解けない....
たちまちパニックで、直ぐに気持ちを切り替えて記述問題の第4問に取り掛かるが
気持ちここにあらず、第2問が完成していない事が気になって仕方がない。
第一問(25点)第二問(18点)の配点なので第二問が完成していないという事は40点確保できていない可能性が大いにある、などと火に油を注ぐ発想が頭に浮かび益々パニックに。
という事で、
事例Ⅳの足切りの可能性を残しながら
合格を夢見ているとは、本当に夢でも見てるのかと自分に突っ込みを入れたい部分もあるが。
予備校の講師に、御礼のメールを送って状況を説明したところ、受験生のほとんどが同じ対応になったので事例Ⅳでは差がつかない可能性がある、と返信が来て楽天的な私は、ひょっとして、などとその気になっているのである。(だから足切りなら差がつくもつかないもないだろう。)
なので、万が一合格していたら演出なしの
「合格しているとは思いませんでした」
なのである。
これから模範解答が出回り始めてじわりじわりと首を絞められていく事になるのだろう。
予備校で言われた「最後まであきらめるな」という言葉が変に作用している。
ところで
バスの中で偶然隣り合わせた、診断士の二次試験を受けてきたという銀行員の人は
バスの中で黙々と再現答案をスマホに打ち込んでいた。
自分はメモの殴り書きで早々に切り上げていたが、その銀行員の人は一字一句忠実に再現しようとしていたようで3時間もの間スマホに打ち込みを続け、時折2チャンネルの解答情報など検索してた。
たった今、一日かけて4事例と格闘してきたのに、この人は本日二回目の試験を受けているようなものである。28歳と言っていたが、仕事の出来る人というのはこういう人なのだろう。こんな人と同じ土俵で勝負していたと思うと少し気が重くなった。来年も受験勉強を継続する事になったら、このシーンを思い出そうと思った。
また
試験会場では左斜め後ろに、どう見ても少年、という若い人が座った。休み時間に受験票を覗き見たら生年月日が平成12年になっている。17歳?試験終了後に話す機会を得たので駅に向かう地下鉄の中で診断士試験についてやその他諸々会話したが、まごう事無き高校生だった。二次試験の会場に居たという事は一次試験を突破してきたという事である。それについて率直に疑問をぶつけてみた。高校生に部門間コンフリクトが理解できるのか?と。情報処理試験に同じような内容が出てくるのでそこから類推して対応したらしい。恐るべき高校生。合格したら史上最年少なのではないか?二次試験合格後二年間、診断士登録の猶予があるらしく、今年合格すればぎりぎり二十歳になるので登録に間に合うらしい。
このような経験だけでも今回受験してきたかいがあった。
来年の試験まではどう少なく見積もっても350日以上ある。二次試験の受験資格は来年も残しているのだ。一次試験を受けるかどうかは悩みどころだ。受けない事はないだろうと思うが、7回目の一次試験受験はかなり受験回数上位に入るだろう。