【できない理由に興味はない!どうすればできるか考え続けろ!】 | 動画制作 株式会社Funusual 代表取締役でくののブログ

動画制作 株式会社Funusual 代表取締役でくののブログ

制作したプロモーション動画、日々の気づき、代表のつぶやき、書いてます。

◆◆◆F社の社長のつぶやき◆◆◆

 

なかなかインパクトのあるタイトルから始まった気まぐれ社内向けブログですが、この一言は僕が学生のころベンチャー企業で営業のインターンをしていた時の社長の座右の名です。本も出ています。

一見、ブラック企業と思われるこの発言ですがもし上司からこう言われてあなたはどう感じますか?

 

 

クライアントから難しい要求を言われた・・・

 

上司から無茶ぶりされる・・・

 

 

仕事をしている以上、避けては通れない道です。

 

 

 

「いやいや、無理だよ!」

 

 

「ちょっとやってみたんですけど、難しかったです。。」

 

 

やる前から「できない理由」を考え始めてしまっていませんか?

「ちょっと」やっただけですぐ諦めていませんか?

可能性を潰してしまっていませんか?

 

 

おっと、オフィスからこんな会話が聞こえてきました。

 

 

・・・

 

 

「お前ら!この前頼んでおいた例の件、なんでできてないんだ!」

 

 

 

 

とある映像プロダクションF社にてある日、スタッフのAさんとBさんに対して怒声が鳴り響きました。

 

「前々から言ってあっただろ?どうしてできてないんだ!」

 

上司に怒られてしまったAさんとBさん。

どうやらこってり絞られている様子。

 

Aさんは上司の説教をくらい、内心は

 

(だって、予算もないしリソースも足りないし・・・)

 

と心の中でふてくされていました。

 

Bさんは

 

(もっとあそこでスケジュール調整をしっかりやって予備リソースで外部クリエーターさんにも依頼をしておけばよかった。無意識に手を抜いてしまっていた。。)

 

と考えていました。

 

そのプロジェクトは超短納期案件ですが予算が大きく、F社にとっては売上を左右する重要な案件でした。

結果、そのプロジェクトは途中で挫折してしまい、クライアントに叱られ、売上も半減という結果で幕を閉じてしまいました。

 

 

Bさんはなぜその失敗が起きてしまったのか原因を把握し、次回に生かす解決策を具体的に考えています。

 

一方、Aさんは上司から説教をくらいながらも、

 

(いやいや、俺のせいじゃないし。まずクライアントも話がわかってないし無茶振りだったんだよなぁ・・・)

 

 

まぁ、このあたりはよく聞く声です。

 

だけどよく考えてみてください。

本当に自分に責任はないのでしょうか?周りが悪くてそのプロジェクトは失敗してしまったのでしょうか?もっと自分なりにできたことはなかったのでしょうか?

 

それではAさんに質問です。

 

 

心の声その1

「予算もないし・・・」

なぜ、予算がもらえなかったのでしょう?

 

ここでFunusual流に考えた場合は、

 

予算がない=信頼が足りない という図式が成り立ちます。

 

日本においてビジネスをする場合、お互いにまずは信頼しあえることが大前提でその信頼の上に価値が成り立っています。

つまり、予算がないということは裏を返してみると

 

「御社(貴方)にはまだ不安なのでこれぐらいしか支払えませんよ」

 

と言われているのです。

そこで、「予算これだけかよ、やってらんねーな」とふてくされるのか、「まずはこれだけの予算でやれることを最大限やろう、そこで信頼を得て次回もっと大きな案件にチャレンジさせてもらおう」と思えるのかどうかが分かれ道となります。

 

 

心の声その2

「リソースも足りないし・・・」

 

逆に、予算が足りない分、リソースを削減して効率的にプロジェクトを進める工夫をしてみようと考えられますか?足りないリソースを補えるように常日頃から効率化の工夫やリソースの確保に努めていますか?

 

 

心の声その3

「クライアントも話がわかってなくて無茶振りなんだよなぁ・・・」

 

当然です。

クライアントは素人ですから、プロの僕らよりも知識がないのは当たり前です。

逆にプロフェッショナルとして専門知識があるこちらがクライアントをリードしてあげて教えてあげられるぐらいにならなければ、本質的に価値を提供してあげられてるとは言えないと思います。

明らかに無茶振りの場合でも、しっかりとクライアントを握れるようにロジックを固められていますか?

 

ちなみに予算の部分の話は自分の給料に置き換えて考えることもできます。

 

「全然給料あがらない・・・」

 

と、思う前に。

 

自分はやるべきことをやれているのでしょうか?

会社や同僚、上司から昇級や昇進に至る十分な信頼を得られていますか?

会社や世の中に貢献する結果を出せていますか?

上の質問に自信を持って「はい!」と言えますか?

自信を持って自分はやりきったと言えるのに待遇が変わらない場合や、意見を言っても聞き入れられない場合ならば別の会社へ転職をお勧めします。

でもその前に上の質問を一度自問自答してみてください。

 

今まで「無理だよ」と思っていたことも考え方を変えるとまだまだ可能性が見えてくると思いませんか?

 

・・・・

 

僕らは映像制作という楽しい一面もある仕事をしている傍ら、ビジネスとして結果をしっかり出していくということも求められます。クライアントから信頼され、数百万という予算と数ヶ月という時間をいただいて仕事を受けています。

Funusualならやってくれるだろうという期待感と、クライアントができないことだからこそ数百万円というお金を支払ってまで僕らのアイディアやセンス、技術を信頼してくれています。

 

クライアントにできることは要望を伝えることとお金を払い、完成を待つことだけです。

クライアントは僕たちを信頼してくれているとは言え、納品までは期待と不安の入り混じる中で僕たちを信じて待っていてくれています。

 

僕らは形のある商品を売るビジネスではありません。

人、時間、アイディア、知識、センス、そして「信頼」こそが僕らの価値になります。

約束を守り、結果を出し続けていくことで信頼は少しずつ増していきます。

 

約束を守れない、ミスが続く、期待を下回る、責任を放棄するetc…

 

信頼はコツコツ積み重ねていかなくてはいけませんが、信頼を失うのは一瞬です。些細なミスで脆くも崩れ去っていきます。

信頼=お金=成功機会だと思ってください。逆に考えると

信頼がない=お金がない=チャンスもないとも考えられます。

 

そもそもクライアント自身もわからない・できないことを依頼してくるのですから、無茶振りは当たり前。

僕らが「どうやったらできるか?」を考え、実行し、「結果」を出していかなくてはいけないのです。

 

ビジネスは数学のように決まった答えや方程式はありません。

ベンチャー企業も大企業も自分たちを信じ、やり抜く決意でどうなるかわからない未来へ突き進んでいるのです。

 

クリエイティブな仕事はさらにこれといった決まった正解はありません。

 

やる前から諦めていないか?

自分を信じてやれることをとことんまでやったか?

自分を甘やかしていないか?

 

僕らはプロとして「できませんでした。」という答えはありません。

必ず仕事を受けた以上、相手にサプライズするぐらいの気持ちでアウトプットを出していかなくてはいけないのです。

 

 

 

 

「社長、この案件厳しいっすよ・・・だってこのクライアント・・・」

 

 

「できない理由に興味はない!」

 

 

あなたはこの言葉をブラック企業と捉えますか?自分の可能性を拓くチャンスと捉えますか?