ついにやってきました。
自分にとって初めての全米マスターズかつ初めての室内大会。そして初めての五種競技に挑戦しました。

 


60mハードル 10"70 (自己新)
この3か月ほど最も練習に時間を費やした種目です。ようやくハードル間を3歩でいけるようになりましたが、まだまだレースの経験は少なく、大事な大会の1種目めなので、どうしても慎重になってしまいます。1台目のアプローチはややスピードを抑えてしまい、ハードル間はバウンディングのようになってしまいました。
それでも最後まで落ち着いて行って、自己ベストでフィニッシュ。


走幅跳 4m88
ハードルが終わったらすぐさま幅跳びに移動です。種目間はもっと時間があくものだと思っていましたが、ほとんど間をあけずにテンポよく競技が進行していきます。実際、このほうが体が冷えたり、集中力が途切れたりしないので良いですね。
1本目は踏切板の手前で踏み切って確実に記録を残しました。
2本目は助走のマークを踏切板に近づけて4m88。昨シーズンのベストを上回りました。
3本目は助走のスピードをさらに上げて2本目の記録を超えようとしましたが、わずかに届きませんでした。

砲丸投 7m75 (自己新)
1本目、立ち投げで慎重に投げたにもかかわらず7m75の自己ベストが出ました。
室内の砲丸投は、砲丸やサークルの材質が違ったり、スペースが狭くて圧迫感があったりして、屋外の競技と雰囲気が違います。そのせいか集中力を欠いてしまって2本目のグライド投げは失敗。
グライドはうまくいきそうになかったので3本目は再び立ち投げ。しかし力みすぎてしまって1本目の記録には及びませんでした。

走高跳 1m48
大会前に背面跳びの練習を数回しただけで、自分がどの高さまで跳べるのか見当がつきません。そのため、低めの1m30から跳びはじめました。
3cmずつ高さが上がっていくなか、1m48までほとんどノーミスで跳び続けましたが、自己ベストの高さの1m51で3回失敗。1m42くらいから跳びはじめて体力を温存していれば1m51も跳べたかもしれませんね。

1000m 3'34"33
序盤は飛ばしすぎないように、と思ってゆっくりとスタートしたら最後尾になってしまいました。しかも一人の選手が自分のちょうど斜め右を走っていて前に出づらい状態。350m付近でようやく前に出てペースを上げていきました。
しかし、ここで右脚の太ももが攣りそうな感覚に襲われてしまいました。上げようと思えばもっとペースを上げられたのですが、脚が攣ってしまっては完走もままらないので、無理せずゆっくりめのペースを保ちます。

ラスト100m、ここまで来れば大丈夫と思いスパートをかけました。脚が攣ることなくことなく無事に完走。

総合得点 2195点
2000点は超えたいと思っていたので上出来です。
初めての五種競技を怪我や失敗をせずにやり遂げることが第一の目標だったこともあり、全体的に慎重になりがちでした。それでもすべての種目で自己ベストか、それに近い記録を出せました。M40の選手の中での順位は3位でした。



全種目終了後、一緒に戦ったM30~M45の選手たちと記念撮影。
自分(一番右)の隣に写っているのはM45室内五種の日本記録保持者の方。初めての大きな大会で日本人の方と一緒に競技ができたのはとても心強かったです。
選手同士で終始励ましあい、称えあいながらの楽しい五種競技でした。スムーズな競技の進行に尽力してくださった大会役員の方々にも感謝。

何より、応援するためにシカゴまできてくれた家族に感謝。ほんとうにありがとう。

自分と同世代の選手たちのすばらしいパフォーマンスを見て、自分ももっと上を目指したいと思いました。来年3月にはフロリダで世界マスターズ室内選手権が行われます。それまでにもっと強くなって、また五種競技に挑戦しようと思います。