巨人たちの肖像 感想/あとがき。 | yamakiのブログ

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大学生です。アニメとかゲームとか特撮とかテキトーに書いてます。メッセージは送られても見ない可能性大です。

先日勝手に連載してた「巨人たちの肖像」が完結しました。


ネタバレを含みますのでもし何かの気の迷いで「この作品読んでみたい」と思ったなら是非読んだあとにこの記事を読んで下さると幸いです。


構想は一昨年の夏場。僕の作品がつまらないと言われ(自分でも分かっていた)その反骨精神で作り上げたものでした。

内容は徹頭徹尾シリアス。シリアスというより鬱作品
鬱は鬱でもこれまでに無いタイプの鬱。

これを考えていくと「誰にも頼られない主人公」という結論に辿り着くのですが、それですと話に盛り上がりが見つからない。と言うことで1人主人公より年上の存在をつける事で安定感と言いますか、主人公がある程度は落ち着ける空間を提供できる人物を作りました。ダブル主人公という方が良いかもしれません。

この2人が物語の軸にする事は決めました。

次にどのような作品にするか。

前作が超能力ものだったのでその延長線上で少し方向性の違う超能力を持つもの。と考えると「人が巨人に姿を変える」というウルトラマンチックな作品にしようと考え、テーマも「もしも現代に怪獣が現れたらどうするか?」というものにスッと決まりました。

これまでにウルトラマンシリーズでも「ウルトラマンネクサス」というのがあり、かなりリアリティある作風になっていましたが、これは「防衛組織」がある作品でしたのでもし現実に怪獣が出てきたら現代の自衛隊等では到底太刀打ちできそうに無いと思い、そこらも考えて作品設定が出来ていきました。

そして登場人物はどのような境遇なのかと考えていくと「巨人になるのは中高生の男子」の方が話が動かしやすかったのでそれを外堀にして話を進めていくとその中高生の男子はどうなるかと考えると「彼は変身するということをどれくらいの人間が知っているのだろうか」という話になっていきます。

とりあえずもう1人の主人公は分かっており、その後は・・・・と考えると難しい話になり、頓挫してしまいます。

その話は一旦横に置き、「防衛組織が無いなら誰が怪獣の存在に気づくのだろうか」ということを考えることに。個人が気づくと話のキレが悪いと思い、規模が小さい組織が存在し、それが怪獣を感知するという方針に。あくまで組織に怪獣と抵抗する力は無い。

主人公はその組織に所属し、要請があれば戦うという方式を採用。

あとは「実際に超能力を使う人間がいたら人類はどうするんだ?」という疑問。
速攻で決まりました。「モルモットにする」

という事で主人公は「学生で組織のモルモット」という方針に。

この時点では主人公は人為的な肉体改造を行われており、一定時間に薬物を投与しないと正常を保てないという設定でした。(後に廃止)

もう1人の主人公はあくまで一般的で模範的な人物にすることに。

残りは「あまり設定を凝らずストーリーを徹底する」キャラクター小説なのですがラノベみたく専門用語いっぱいってならないように気をつけました。最低限の専門用語。でもそのせいで後々面倒な事になっていく事に・・・・。

ここまで設定してさあ執筆開始!

としょっぱなでキャラクター小説をオリジナルでやる弊害が起こり始めます。

キャラクター小説は「キャラクターやロボットが読者の中でシルエットが分かっている」状態で基本的に進んでいるという事。

仮面ライダーの小説とか読んでますと普通に「仮面ライダーは」みたいなことを書いていて仮面ライダーのシルエットに対する描写は最小限。読んでる人もそこいらを分かっているので大丈夫なのでしょうが。

オリジナルなのできっちりと描写が必要になるのですが僕はそこいらの手を抜いてしまいました。手を抜くというのは語弊ですがストーリーを進めると考えるとそこいらの描写がおろそかになってしまいました。

怪獣のシルエットも実際のウルトラマンシリーズに出てきた怪獣を元に描写するように心がけました。

覚えている限りではグドン(帰ってきたウルトラマン)ファイブキング(ウルトラマンギンガS)ゴルザ(ウルトラマンティガ)ラフレイヤ(ウルトラマンネクサス)は登場してた記憶があります。


ストーリーも進めていくと少しだけ変わっていき、薬物の設定はカット。始まり方も何かを臭わせるようなシーンにするようにしました。

ストーリー構成もテレビのドラマやアニメで見ているような間の入れ方、話の区切り方を意識しました。

そのせいで描写に時間がかかり、無駄に文字数が増えたような気がしますが・・・・。

モルモットの描写も最低限にしました。薬物投与の設定はなくなったのでマシーンによる催眠って臭わせるようにしました。そっちのが健康的な気がしますし、ストーリーも進み易い。

人としての描写は徹底したつもりです。
主人公はいじめられっ子でいじめっ子達を守る為に変身するというのは特撮ではちょくちょく見るシーンであったりするんですがこれはあくまでフィクションでやってるのであり、リアルだとどうだろう?と考えると確実に「いじめっ子に復讐するために力を使う」と考えました。その結果「巨人が人間を握りつぶす」という描写を入れました。ん?これハヌマーンじゃね?(書いてから気づいた)

だけど殺しをしてもそれでもなお怪獣に立ち向かわなければならないとなると無理やり戦う描写をいれて・・・・。ここらへんの畳み掛けはゆっくりしたのですがそのせいでもう1人の主人公がかなり説教臭いキャラになってしまった気がします。

話の切り方は序盤は一気に駆け抜けたいので極力長めに、中盤からは見やすさの為に1話1話を短くして短編のようなしましたがそのせいで話数がかさばっていきました。これはかなり誤算でした。





あとは小説を更新する度に露骨にアクセス数が下がってるということに気づきました。これは地味にキツかったというのと同時に僕のブログを正確に見てくださってる方が多数いるということに気付かされました。ありがとうございます。

最終回の内容はもうほとんど決まっていました。「巨人に変身少年は死ぬ」というのは絶対でした。
初期の案では「主人公は人間を憎みながら死ぬ」というのと「主人公が死にたくない!死にたくない!と叫びながら死ぬ」の2種を用意していました。

ですがこのままでは主人公があまりにも報われないと思った僕の落ち度でしょうね。あんなENDになってしまいました。やっぱり周りの人間誰か死んじゃうと上の2種のENDがね・・・。うん・・・・。

今思い返してみればあのENDはある意味では最悪だったような気がします。無意味な気がしてきました。


最終話の後のエピローグで1話書く予定でしたがやめました。プロットの段階ではかなり胸糞悪い話だったんでやむなくカット。

そりゃ「死んだ主人公の彼女は主人公をいじめてたリーダーと付き合う」という話と「巨人による二次被害」の話ですからね。カットでよかった。

実はセカンドシーズンへつながるであろう伏線やらなにやらは残しています。正直続編を書くかどうかはわかりません。もし次回作を書く場合は明るくわかり易い作品になるはずです。多分。