
かなりハードな設定や子供向けなのにドロドロとした恋愛模様が書かれており、トレンディドラマ感があります。
「大人向け」の作品として売っても知らない人なら騙されるであろう作品でした。
大人向けになったのは理由があります。
ジェットマンの放送の数年前からスーパー戦隊シリーズは打ち切りの危機に迫られていました。(おもちゃ売れない、視聴率取れない他)そして一番の原因は「マンネリ化」というものでした。
これを打破すべく「このジェットマンがすべったらスーパー戦隊シリーズはピリオド 」という重い宿命を背負わされたジェットマンの企画がスタートします。
今まで戦隊シリーズに携わっていた方はメインではやらず、新人を多数起用していきます。
メイン監督には後に「衝撃!ゴウライガン!」や「仮面ライダーZO」などを手がける事となる雨宮慶太監督を起用。
メインライターには後に「仮面ライダーアギト」「仮面ライダーファイズ」「仮面ライダーキバ」を手がけ、アニメのシナリオにも引っ張りダコとなる(デスノート、すもももももももも、うしおととら、天地無用他 )井上敏樹さんを起用。
多分わかる人なら「おお!」となるタッグでございます。
今見てもすごいメンツですね。
ストーリーも上記書いた通りハードすぎる設定でございます。
1話目から主人公の所属する正義の組織が壊滅したり、メンバーで揉めたり、メンバーが色恋にうつつを抜かすせいで敵のモンスターにボッコボコにされたり・・・・。
というか敵も味方もメンバー仲がそんなによくない。終盤になると主人公達はかなりの絆を見せていきますが敵サイドはずーっと仲間割れしてました。
恋愛要素も強く、「俺を見ろ!お前に惚れてる男はここにいる!」とか正義の味方が言っちゃってます。(子供向け番組ということをお忘れなく。)
劇中ではホワイトをレッドをブラックが取り合う場面があったりします。(そのせいでチームワークすたぼろ、モンスターにフルボッコ)さすがトレンディ。
かなりハードな展開と言っても普通に例年通りギャグ回や息抜き回はあり、僕が聞いてるよりはかなり明るく見えました。
最終回は伝説として語り継がれており、その後のドラマやアニメに様々な影響を与えてるそうな。
以下最終回のネタバレ
なんとかラスボスを倒したジェットマン達。
それから三年の月日が流れます。
ブルーはアイドルに。イエローは農家に。
劇中ではブラックとホワイトが付き合ってましたが最終回ではレッドとホワイトが結婚式をあげるというお話に。
ブラックは結婚式に向かう前に花屋へより、大きな花を買います。
ブラック「友人の結婚式なんだ。」
と店員に嬉しそうに話しかけてました。
店を出た瞬間におばあさんがひったくりにあい、ブラックはひったくりをした人間を追いかけます。
なんとかひったくり犯をとっちめたブラック。
ですがひったくり犯は逆上し、ブラックの腹にナイフをぶすりと刺してしまいます。苦しみながら悶えるブラック。
結婚式も無事終了し、みんなで記念撮影していると、ブラックがいません。メンバーがブラックがいないと心配していると近くのベンチで微笑みながらタバコをふかしているブラックを発見します。
レッドがかけより「具合が悪そうだな。どうした?」
と声をかけると
「なに、いつもみたいに二日酔いさ。」
と腹を押さえながら苦しそうに答えるブラック。
「空が目に染みやがるぜ・・・・」
とブラックが言うとレッドはそこから抜けてメンバーのみんなに「(ブラックは)疲れているんだ。そっと休ませてあげよう」と言います。
そしてこの次のカットにて手からタバコを落とし、二人の結婚姿を見てにこやかに笑いながらぐったりと倒れ、息を引き取るブラックの姿があったのです。
これでエンディングテーマが流れ、ジェットマン終了。
え?うそだろ?と思いましたがこれで終わりなんです。
こう考えてみるとレッドの休ませてあげよう発言も全てを悟っているようにも見えました。
夜中に見て涙腺がエライことになりました。エンディングテーマのコンボもやばかったですね。あれは名曲だ。
このような掟破りな展開が数多くあったため、バラエティ番組でもジェットマンの話は多々取り上げられてきました。(怒り新党やスマステ)
それだけ革新的な作品だったのでしょう。
拙い文章でジェットマンの良さが伝われば幸いです。
是非面白そう!と思えば近くのレンタルしてるお店へ急げ!
僕はゲオやTSUTAYAの回し者ではありません。
でもこれ見てください!ほんと面白いから!!