ここは・・・?」
気がついた英司は事務所のオフィスのような場所にいた。
「気がついたか!」
目の前にいたのはマットだった。
「マットさん、ここは?」
「うちの部署の事務室だ。私も気がついたら君達がいたのさ」
「君達?俺以外にもいたんですか?」
「ああ。誠二君と愛理の二人だ。もう二人はどこかに行ってしまったがね」
何故こんな所に戻されたのか、不思議で仕方なかった英司ではあったが、少し納得できるような線が見えたきたようにも思えた。
「あの時、光に包まれた時に何かやられたのか?」
これしかなかった。
そして同じ状況下ということ。これにずっと引っ掛かっていた。
「奴とは初めて会ったはずなんだ。親近感なんか無い。」
ましてや命の奪い合いをしているのだから、そんな感情を抱けるハズもない。
「何があったってんだよ・・・?」
クソ!クソ!クソ!
ダイキは荒れていた。荒れていたからか、目の前にあるドラム缶を蹴っては、叫び、力任せに辺りを殴り散らした。
「なんだよ!あのガウってやろう!俺の邪魔ばっかしやがって!」
ダイキのイライラは解消されなかった。
「あの~、私は一体どうすれば・・・?」
ダイキの近くにいた男は話しかける。
ああ!?機嫌が悪いダイキは言葉にすら腹を立てた。
「ですから私はあなた様にあのカプセルを渡し、クロノスの力を持つ者を呼ぶために女を誘拐しまして・・・」
その瞬間だった。
男の首は弾けとび、周りを真っ赤な血の色に染め上げた。
ダイキは手にもったクロノスの刀を男に斬りつけたのだ。
「イライラさせんなよ・・・。」
ダイキは倒れていた死体にタンを吐き、その場を離れ、自分の荒ぶれる場所を探した。