closing card 15 | yamakiのブログ

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大学生です。アニメとかゲームとか特撮とかテキトーに書いてます。メッセージは送られても見ない可能性大です。

チェーンのようなものをつけた鎌は英司に降りかかる。


「ううっ!」


鎌は来るであろうと踏んでいた場所より少しずれ、英司が避けていた場所に角度を違えて振り下ろされた。


腕にかすった場所から鮮血に染まる。


「接近しないことには・・・。」


英司はもうこの時点で必死だった。


「遠距離用の武器はお持ちで無いか!ガキィィィィ!」


さらに降りかかる鎌。今しばらくは避ける事しか出来ない。


避けてる間にも鎌は角度を変え、方向を変え、英司に対して猛威を振るった。


「フラッシュで!」


英司は閃光が描かれたカードを取り出した。その動作と同時に刀は収納される。


カードを前に差し出し、投げた。


閃光が描かれたカードは猛烈な光を放ち、見るものに強烈な刺激を与えた。


「ちょこざいな!」


男は目を覆いながら言った。


「逃がすもんか!」


英司は刀を再度装備し、男に突貫していく。まだフラッシュの効果を終えていない為、まぶしい。


ザクッ!とでたらめに放たれていた鎌が頬を少しかすめた。


かすめた場所からたらっと血が流れる。が、それに構うことなく、突撃していく。


光が明けた。



英司は男の胸をさしていた。男の吐いた血が地面を真っ赤に染め上げた。


「こうしたく無かったのに!」


刀を抜き、男は支えを無くしたように倒れる。


「ガ・・・ガキィ・・・」


男の声は声で無かった。


「殺したつもりかよ・・・!」


男は手に忍ばせていたカプセルを血だまりの口の中に入れた。



「な、何がしたいんだよ。オッサン・・・!」



英司は少し哀れんだ。なにかこう、感傷的になっていた。



が、その瞬間だった。


男の様子は見るも全く違う「モノ」に変わっていく。


男の体は蒸発し、違う「モノ」が形成されていく。人間の形ではない。


「モンスターかよ・・・!」


形成された「モノ」は緑色のモンスターであった。顔はなく、手足も人間のように長くはない。昆虫の手足を思わせた。


「オッサン、一体何のつもりなんだよ!あのカプセルって!こんな姿が楽しいかよ!」


刀を構えるが、震える。こんな異形に怯えない方がおかしい。


ギギギ!と擬音を鳴らすモンスター。人の声は発せないように思える。


英司は過呼吸状態だった。見た目の恐怖は毛穴という毛穴からにじみ出、頭はロクな思考をするヒマを与えてはいなかった。


「そこをどけ!」


声が聞こえた。英司は必死にその場に伏せた。


その瞬間!英司は煙幕に包まれた。


「煙幕弾?一体?」


「死にたくなければそのまましゃがみ続けてろ!」


同じ声がした。


銃声が響いた。声と同じ方向だろう。銃声の後、何かに命中したのか、音が追加したように鳴る。

ギギギ!怪物となった男の苦痛を示すような奇声と共に。


「こいつでトドメだ!」


煙幕は晴れ、銃声の方向を向く。


その姿は誠二だった。手にしていた銃は光輝く。


引き金を引き、銃は一本の野太い光のビームを放った。


アサルトを使ったのか・・・?


英司が思考を巡らすより先にそのビームは怪物となった男に命中する。


命中した光は男を貫き、一気に男を蒸発させた。


「おい!大丈夫か!」


誠二の声に我を取り戻した英司。


「あ、ああ。何はともあれありがとう。あれは一体・・・?」


「んなもん後回しだ!」


英司の質問を一蹴し、言葉を続ける。


「あの女はどこだ!今はそっちが先だ!」


急かされるような言葉だった。


「愛理さんならもう1人を追って・・・。」


そこで言葉が詰まる。


「どこ行ったんだろう・・・?」


英司は少し困った。