広陵高校出場辞退に見るアマチュアスポーツの本当の問題点 | おもて梨の心

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遂に広陵高校が出場辞退しましたね。



校長の会見を見たが…まぁこの程度ですよ。

ちゃんとした校長なら、そもそも出場させないわけで。


直後の高野連の会見も見た。

これがまぁ酷かった。

あくまでも、広陵高校側からの決断と言わせる卑怯ぶり。


そもそもこんな感じになってしまってるのは、何が原因か?


1番の原因は、アマチュアスポーツのビジネス化が問題。


これは高校野球に限らず、全ての競技にあります。

表向きのビジネスだけで無く、裏ビジネスもある。

例えば、強豪校に選手を送り込むスカウト。

紹介料が発生する場合もあったという噂が…。

本人の意思と無関係に勝手に進学先決められたり。


競技は違うが、私もそういう経験がある。


高校から大学に進学する時、Aという大学に進学しろ!と監督から命令があった。

私はその気が無いので、他の大学へ一般入試するときっぱり断った。

すると親の方に説得の連絡があったり。

私は一般入試でK大学に入学しました。

しかし…恐ろしい話が続く。

翌年、監督から勧められたA大学に進学した部活の後輩から衝撃の一言が…。

「先輩、うちの大学にまだ先輩の枠が残ってますよ」

この一言が衝撃だったし、本当に恐ろしかった。

本人の意思と無関係に人身売買的な事をされてたという事。

こういう事が現実的にあるという事。

私はたまたま学業成績が良かったから大学進学を一般入試で入学できたが、スポーツ一筋の学力の弱い子供は確実に対象にされているでしょう。

恐ろしい話です。


そして今回。


高校野球の1番の問題は高野連です。

この団体が完全非営利団体であればいいが、そうでは無い。


まずこの高野連。

幹部組織が、朝日新聞と毎日新聞とABC(朝日放送)とMBS(毎日放送)出身者で構成されている。

ここに教育者や保育士などが皆無だという事。

こういう事だとメディアによる批判ができない。

ここにNHKも絡むからタチ悪い。

これはサキシルで新田プロが解説していたのでわかりやすい。



昔、日本テレビで「巨泉のこんなモノいらない」という番組で高校野球を取り上げ、司会の大橋巨泉さんが高野連をいらないと発言したのを思い出した。

もう40年近くなる前の番組だが、当時から言われていた事なんだよね。


そもそも高校には高体連という文部科学省の管轄体育組織があり、インターハイという大会がある。

高野連は高体連と別組織の為、インターハイは無い。

この時点で、何かおかしい?と気づくべきなんだよね。

主催者新聞の販売促進や、主催者系列テレビ局の視聴率の為にアマチュアスポーツが利用されるのはどうなの?

アマチュアスポーツ顕彰に引っかかるんじゃないの?って疑うべきなんだよね。

結局これがいろんな所で利権を産んでるわけで。

だから大人が正常な判断が出来なくなる。


学校はそもそも学業を営むのが本分である。

この事を考えると、部活動の為に越境入学や寮生活というのは、非常に疑問だ。

それを容易く認可してる高野連も問題である。

学業の為に越境入学はわかる。学校は学業の為にあるわけだから。

スポーツに特化した学校は高等学校としてではなく、専門学校扱いで良い。

そもそも義務教育は中学までなんでね。


教育という軸がブレるからこういうおかしな事が起きるし、問題になる。

もうね利権の時代じゃないんだよ。

組織もスッキリ簡略化して透明性を出さないといけない。

SNSの登場で時代が変わったんだよ。

大人達よ、いい加減、諦めなさいな。