ディケイド小説6 | 甲斐白夜は改造人間である。彼を改造した大ショッカーは悪の秘密結社である。

ディケイド小説6

次元の間にて・・・

対峙する海東と鳴滝。

「ディケイドが邪魔に入ったか・・・やはり奴は破滅をもたらす・・・」

「破壊者ね・・・今回の場合、士というより小野寺ユウスケだけどね・・・鳴滝さん。僕と手を組みませんか?」

「君と手を組む?ふんっ・・・ファイズの世界で私の邪魔をしておいてよくそんなことが言えたものだな」鳴滝は明らかに不機嫌な顔をしている。

「あれは鳴滝さんがファイズギアごと士を連れて行ったからでしょ。僕の目的はわかってるでしょ?それに今回はお互いに利害が一致してるわけだし。悪い話じゃないと思うんですけどね。小野寺くんの方は僕がやりますから、鳴滝さんは士を始末できれば一石二鳥でしょ?」無邪気な笑顔で海東は持ちかける。

「・・・まぁそうだな。ここでディケイドを始末できるならそれもいいだろう」鳴滝は海東との協定を結んだ。

「ふふっ。じゃあ決まりですね。次に士たちが現われた時はよろしくお願いしますよ」

「ああ・・・」

海東と鳴滝は不敵な笑みを浮かべる。

光写真館・・・

ユウスケは先に戻ってきた。

「ユウスケ!」すると夏海がユウスケを出迎える。

「夏海ちゃん・・・」

「よかった・・・無事だったんですね!士くんがユウスケを倒すだなんて言い出して出て行ったから心配してたんですよ」

「そっか・・・士が・・・でも、士は俺を助けてくれた・・・」

「その通りだ。ま、結果的にそういう流れになっただけだがな」後ろから士も戻ってきた。

すると、夏海は士のもとに歩み寄る。

「笑いのツボ!」夏海は士の笑いのツボを突く。

「あはははは、何あはははするんだ夏みかん!あははは」士は耐え切れず笑い転げる。

「ユウスケを倒すだなんて言うからです!」夏海は不機嫌そうに顔を膨らませる。

「はぁ・・・はぁ・・・仕方ねえだろ・・・」

「・・・なあ、全部話してくれないか・・・今何が起ころうとしているのか」ユウスケは真剣な眼差しで士に問いかける。

とりあえず写真館に入る3人。

士は全てを話した。クウガとアギトの世界が一体化しつつあること。このままでは他の世界も触発され世界の破壊が起こること。ユウスケ・・・仮面ライダークウガの存在を消せばこの現象は収まることを・・・

「そっか・・・俺が消えれば世界は助かるんだな・・・士、俺を倒せ!」

「そんな・・・だめです!ユウスケはこれまで一緒に旅してきた仲間なんですから!」

「でも、夏海ちゃん・・・このままだと俺のせいで世界は破壊される・・・そんなの俺、嫌だよ」

「ユウスケ・・・」

3人の間に沈黙が続く。

「そうだな。俺はお前を倒さない」士が口を開く

「え?」ユウスケと夏海が声を揃えて士に視線を向ける。

「勘違いするなよ。ユウスケを倒すってことは海東と同じ選択をするってことだ。俺はあいつの邪魔をするって決めてんだ。だからユウスケは消させない」

「海東さん?何で海東さんが出てくるんですか?」

「お前は知らないんだったな。どうでもいい。気にするな」

「士・・・でも、世界は・・・」

「世界の破壊者で悪魔は俺だ。お前じゃない・・・それに何か他の方法あんだろ。それを探せばいい」

「ありがとう。士・・・」ユウスケはようやく笑みを浮かべる。

「だから勘違いすんなよ!お前のためじゃない」士は照れている。

「ふふふ。士くんは素直じゃないんですね」

「あぁぁもう・・・」

「みんな笑顔になったようだね。じゃあご飯にしよう」栄二郎が食事の準備を始める。

夏海とキバーラも手伝いのため奥に引っ込む。

「や、楽しそうだね」そこに海東が現れる。

「海東・・・何の用だ」士は海東を睨み付ける。

「ちょっとね。小野寺くん、顔貸してくれるかな?」

「え・・・」ユウスケは戸惑っている。

「やっぱりか。ユウスケ、こんな奴に構うな」

「一緒に来た方がいいと思うよ。この世界にも君の大切な人がいるんだから」

「姐さん・・・!」

「海東・・・どこまでも卑怯な奴だな」

「勘違いしないでもらおうか。僕は世界の破壊を止めるために動いてるんだから」

「俺・・・行くよ」ユウスケは立ち上がる。

「ユウスケ・・・なら俺も行く。丁度いい機会だからな、お前とケリをつけてやる」

「好きにすればいいよ。じゃあ、行こうか」

海東を先頭に付いていく士とユウスケ。

そしてある広場へ差し掛かる。

「ここにしようか」

海東が立ち止まる。

その時、次元が士を包み込む。

「何!?しまった!」士は吸い込まれていってしまった。

「士!」

「さ、これで邪魔者はいなくなった。単純だね、士も。彼がユウスケについてくることは想像できていたよ。じゃあ、消えてくれるね?世界を救うために・・・」海東はディエンドライバーを取り出した。

<カメンライド>

「変身!」

<ディッエーンド>

海東は仮面ライダーディエンドに変身した。

そして、別次元に飛ばされた士。

士の前に鳴滝が姿を現す。

「ディケーイド!貴様にディエンドの邪魔はさせない」

「鳴滝・・・!てめーらやっぱりつるんでいやがったのか!」

「勘違いしないでもらおうか。事情が事情だから今回だけ手を組んでいるだけだ。貴様も始末できるしちょうどいいからな」

「鳴滝・・・とっととてめーをぶっ飛ばして帰らせてもらうぜ!」士はディケイドライバーを装着した。

「変身!」

<カメンライド>

<ディケーイド>

士は仮面ライダーディケイドに変身した。

「ディケーイド・・・悪魔はここで滅びる・・・こい!ダークカブト!!」

鳴滝は仮面ライダーダークカブトを呼び出した。

「そう簡単にはここから出さんよ・・・ふふふふふ」