モヤッとすることを言われたらそれは皮肉なのかもしれないが、実際そうなのか自分がそう思っているだけなのかよく分からないので言い返せない。 

わざわざ空気を悪くしたくもない。

 あきらかな悪口なら怒って言い返せるが。


 皮肉を言ってくる人には何か皮肉を返したくなるが、それが難しいのだ。 

わざとらしいと、言い返される。 


 勤務先でこんなことがあった。 

わたしはホワイトデーに旦那からコンビニのお菓子をもらったと何の気なしに言った。

 わたしはバレンタインは家にお花を飾っただけだから気にしていない、と。

 Aさん(社内の男性)は、ホワイトデーには、奥さんのために東京駅までちゃんとしたお菓子を買いに言ったらしい。

 それは事実を言っているだけなので、比べることもなく皮肉だとは思わなかったが、ウッ!となったのはその後のセリフだった。 


 「3倍ぐらいにしてお返ししないと奥さんに殺されますよ」

 それを聞いていたもう1人も、 

「そういうものですよね」

 まるでわたしの立場を否定しているようではないか。

 口には出せなかったがモヤッとしていた。


 うちは、旦那をお尻に敷いてはおらず、かといって亭主関白でもない。


 そもそも旦那をお尻に敷く奥さんに素敵な若々しいイメージはないので、あんなふうになりたいとは思っていない。  


昨日は、そのAさんがパチンコが趣味だということを聞いた。

 Aさんが言っていた。

 初耳だった。 

真面目で性格の良いキャラで通ってはいるが、中身にそういう面があったのだ。

 パチンコは、わたしの中では「趣味だったらマズイこと」の1つだ。


 わたしの旦那はパチンコをやらない!

優越感を覚えた。

 ここで皮肉を言うとしたら、どう言うだろう?

「わたしの旦那はパチンコをやりませんよ」

 だな。 

皮肉だが、事実を言っているだけだから皮肉っぽくもなくて言い返されにくい。


 その後、他の社員の話題になって、Bさんが

「Cさんは奥さんのお尻に敷かれているらしいですよ」 

それに対してAさん、

 「そのほうが家庭が上手くいくものらしいですよね」

 ↑自分のことですね。 

ここでまたわたしへの皮肉を感じた。

 まあ、うちは旦那を尻に敷かなくても上手くいっているが。


 ここで皮肉を返すなら? 

「Aさんは、いかにも奥さんのお尻に敷かれていそうですよね、そういう相手を選んだんでしょうね奥さんは」 

↑これだと、わざとらしくて言い返されるかもしれない。 

「Aさんは優し(易し)そうですから、奥さんを幸せにしているんでしょうね」 

↑これだとオブラートに包みすぎて伝わりにくいかな・・・。 

「Aさんは優し(易し)そうですから、さぞかし、奥さんを幸せにしているのでしょうね」

 ↑さぞかしをつけるだけで伝わるかもな。 


 話は変わる。


 社交ダンス界には、外野から見ると性格ブスが多い気がする。 

 でも、社交ダンス界に入ってみると大してキツく感じない。 

まるで、寒い日に海やプールに入っていて慣れてきて、出る時のほうが寒いように。 

なので、外野の人たちがキツく感じないように言葉に気をつけたほうが良い。 


 わたしはレッスンで黒のシフォンスカートを履いているが、合うトップスがなかなか見つからない。

 手持ちのニットを合わせているが「社交ダンスをやっている一般のマダム」っぽくなってしまう。 

まあ、社交ダンスをやっている一般のマダムかもしれないが。 


 わたしが以前やっていた裏技だが、若者向けのお店で落ち着いた感じの服を買ってみた。 

というのは、マダム向けのお店でマダムっぽい服を買うと、いかにもそれらしく見える。 

若者向けのお店で若者っぽい服を買うと、服だけ子供っぽくてアンバランスに見える。 


 ラベンダーカラーのトップスを買った。 

袖は女の子っぽくヒラヒラでリボンがついて

いるが、落ち着いた印象のラベンダーカラーで、リボンは黒でシックな感じだ。  

社交ダンスのスカートに合わせるイメージで買った。 

 顔色がくすんで見えるかもと思ったが、鏡の前で合わせてみると意外と顔色が明るく見えた。






 顔色を明るく見せたいなら明るい白やピンクのほうが良いかもしれないが、社交ダンスのグループレッスンで明るい白やピンクを着ると個人的にお付き合いする男性を求めているように見える。 


 それでも袖が年齢とアンバランスで許せなく見えたのか、会計の時レジの年配の女性にぶっきらぼうな態度をとられた。 

こちらはお金を払っているので、気持ち良く買い物させてほしい。

まあ、せっかく買ったので着ようと思うが。


 わたしには常にファッションアドバイザーがついているわけではない。


最近買ったコスメ。