わたしの参加してきた公演では、

出演者は観客に売るチケットを買わないといけませんでした。


社交ダンスではないのでお相手料・謝礼金というものはありません。

↑そもそも、お相手料を支払っているのになぜ謝礼金まで支払う必要があるのか分かりませんが。 

お相手料=謝礼金ではないでしょうか?


チケットは1枚3千〜5千円で25枚〜35枚(お金にすると10万前後)とかなり高かったのですが、

内容は引けを取っていなかったと思います。

全部売れば出演者にとっては実質無料ですが、

団体にとっては実質有料です。


ルックス・年齢・スキルによってポジションは人それぞれですが、

それらが優れていない人にとっては、特に目立つポジションにはいなくても勉強になります。

わたし以外の、ルックスが良かったり20代だったりスキルがあったりする出演者も同じぐらいチケットを買っていることが分かっています。

つまり、どっちみち出演者はみんなお客さんなんです。


コロナで公演が延期になった時、

延期で日程が変わったことで都合がつかなくなって参加できなくなった若者たちは、チケットに支払った金額を返金されることはありませんでした。

中止になったわけではないので、その人たちがOKなら参加することはできたのですが。

その人たちからすると、

「条件が変わっているのになぜ返金されないのか」、

だと思います。

返金しなかった理由は、

「単純に経営が苦しくて返金できないから」、

だと思います。 


こうすれば良かったと思います。

返金はなしでも、延期になった公演に参加できないなら、その団体が主催している他の公演に参加する。

わたしなら、そうします。


延期になってもわたしが参加したのは、

「主催者や共演者が年下でカッコイイから、デレデレとなって甘やかして」

ではありません。 

「素晴らしいから是非出演してほしい」

と返金したくないがためにお世辞を言われて気を良くしたからでもありません。


主催者はわたしより年上で50代男性で背は低くて魅力的な男性です。

大袈裟なお世辞を言われたわけではありませんが、

「頑張っているから向上してきているから是非出演してほしい」

というふうには言われました。

身分相応の魅力的な相手に身分相応のお世辞?を返金したくないがために言われたとは思いますが、

そう言われて気を良くしたからではありません。

どんな主催者でも周りに若者が少なかったとしても、下手と言われてもカスと言われてもそのまんま金ヅルだと言われても、

わたしは

「お金を損したくなくてスキルアップしたくて」、

参加します。

金品の交換があるからです(お金と舞台)。



ここからが本題です。


今日はバレエ界のレジェンド・森下洋子さんが出演される舞台を観てきました。

場所は上野の東京文化会館で、演目は「くるみ割り人形」です。


わたしはこの位置から観ました。



バルコニー席もあります。


わたしは何分か遅れたのですが、なんと開演を待ってくれていました。
これだけ大きい公演が、多くの人たちが待ってくださったことに感謝です。

森下洋子さんは74歳で小柄ですが、可愛らしくて表現力が素晴らしいです。

主演のクララと金平糖の精の両方を演じていらっしゃいました。

さすがに20代のように体力的にエネルギッシュに踊れてはいないと思いますが、基礎はしっかりしていて特に上半身の動きが優雅です。 

わたしは無難さばかりを追求していないところに若さを感じました。

華やかで素晴らしくて本当に日本の味のする舞台でした。 

日本のバレエも良いものです。

また観に行きたくなりました。


森下洋子さんのようにバレリーナを志して第一線で活躍する方もいれば、志しがなくても多方面で活躍される方もいます。

わたしのように、いまだに何者にもなれず夢ばかりの人もいます。

それでも、プロかどうかにばかりとらわれずスキルアップしていきたいと思います。


東京文化会館のロビーの写真です。





観た後は、コメダでお食事をしました。

葵という小豆入りの豆乳のコーヒーを飲みました。


ボロネーゼを食べました。


わたしは絵画などの芸術を観た後は、なぜかボロネーゼを食べたくなります。

白ワインも飲みたくなります。