ミュージカルの衣装を、何着かもらった。
みんなと統一のものと、人それぞれ違うものがある。
紫一色の長いドレスと、黄色い短い衣装は、みんなと同じ。
貴婦人のドレスと、街の女の衣装は、人それぞれ違う。
またネガティブな気分と、ポジティブな気分になった。
そのことについて書く。
先にネガティブなほうから。
締めは、希望が見えるほうがいいから。
わたしの貴婦人のドレスは、個人的にすごく好みだった。
オフホワイトの、薔薇のフローラル柄の生地に、紫のサテンとレースがあしらわれている。
見た目が素敵なだけでなく、気分的にもしっくりくる。
みんなも素敵だと言っていた。
だが、わたしは手放しで喜べなかった。
隣りの女王様の衣装が、若々しくて派手だったから。
あの人が、あのキャラでなければ、素直に喜べただろう。
わたしのドレスじたいはすごく気に入っているし。
気に入っているだけではなく、落ち着くし。
この間、主催者は着る人のイメージや着る人をお気に入りかどうかで衣装を決めているだろう、という話をあの人に耳打ちされていたから嫌なのだ。
主催者がそうなだけなら、かまわない。
あの人が勝ち誇ったように見えるのが、嫌なのだ。
あの人の衣装のほうが、わたしの衣装よりも若々しいのに。
あの人は、わたしが高く評価されているとムスッとし、低く評価されていると嬉しそうにする。
わたしの周りで嫌味な態度をとる。
わざとではなくても偶然であっても、メンタル的に人を蹴落として上がっていく人や出来事がある。
そういうものに反応してはいけないかもしれない。
さもないと、こちらが、対抗心と僻みのある人にされてしまうかもしれない。
わたしは欲を言わず、わたしのやるべきことを、やっているつもり。
それすらスルーされるような出来事もあった。
わたしが練習したところが、きちんとレッスン用の動画に撮られていなかった。
立ち位置が変更され、わたしの近くには、上手で背が高くて体格のいい女性たちが立っていた。
実際わたしは、客席から見える!?
いてもいなくても、いいのかな?
わたしの場合は大きく動くほうがエレガントに見えるので、前回から大きく動くようにしているけど。
わたしはわたしで素敵な衣装をもらった。
それだけでなく、すごく好み。
あんなに、心身ともに合うドレスを着るのは初めてかもしれない。
だが、上のような理由で、不機嫌な表情を隠せなかった。
すぐ気を取り直したかったが。
ここからはポジティブなことを書く。
みんなと統一の黄色いミニ丈の衣装は、プロポーションのバランス的には、わたしに合っていたような気がする。
わたしはカモシカのような細い脚だし。
赤いスカートでの踊りでは、エレガントに見せるため、大きく動いた。
わたしも含めた2・3人が、色っぽい感じと言われた。
大きく動くと、心も解放されて気持ち良かったな。
基本に捉われるあまり、固く小さく動いていた。
逆に貴婦人の場合は、そういうふうに動いたほうが雰囲気が出るような気がする。
フランス人形やマネキンのように、ギクシャクと。
冷たく固く、綱渡りをするように慎重に。
悲しい場面もある。
本番で泣けたら、いいな。
ガリーナ・メヅェンツェワとか憧れるし。
わたしは、もともと涙もろくないし、立場も立場だから難しいかも。
他のみんなは本番では泣いてしまうかも。
泣く演技の練習でもしようかな。
泣こうとして泣けないのは、寝ようとして寝れないようなものかも。
あまり深く考えないで、レッスンそのものに集中したほうがいいかも。
色々あって心がくじかれているけど、わたしなりに頑張ろう。