「わたしの知らない子どもたち」を観てきました。


岡田准一君に関することだけちょっぴりネタバレを含みます。


「わたしが知らない子どもたち」

この映画を知ったきっかけは岡田准一が出ているから、でした。


作品の情報を追ううちに是非観ておかなければという気持ちになって観に行きました。


構えていたほど目を背けたくなるような強い描写はなく、監督が「子どもたち」に向ける気持ちの暖かさや優しさを感じました。

ショッキングな映像で訴える映画もありますが、この映画はそれではありませんでした。

それでもたくさんのことを考えさせてくれました。


戦前(戦中?)生まれの両親は、戦争でも親も家も焼かれず、多少の物資の不足はあっても無事に暮らして成長して結婚し、私が生まれたんだと思うと、当たり前のようなことが実はとても有難いことだったんだと強く思いました。


そして今、日本も含めた世界中に戦争や貧困に苦しむ子どもや大人がいるんだとあらためて気付かされました。


田中裕子さん台詞沁みました。

子役の特に男の子達の表情も素晴らしかったです。

その年齢でそんな演技ができるの?そんなに脚本を理解しているの?(あなた岡田准一の後継者になれるわよ)


さて、最初岡田准一くんの配役が『ヤクザの組長』と知って「とうとう組長になったかぁ。」と笑ってしまったのですが、子どもたちを束ねる人情派の組長役と知って「よかった、武闘派じゃない岡田組長だ。」と楽しみになりました。


実際に観たら、岡田くんの第一声から子どもたちに向けた優しい声で「これよ!これが本当の岡田准一の魅力なのよ!」と拳を握るような気持ちで見ました。怒鳴るでも叫ぶでも威嚇するでもない優しく甘い声はやっぱり素敵です。その後も子どもたちと一緒の時の笑い声の優しさにも、そんな岡田君を出せる脚本に感謝するような気持ちで観ていました。


この第一声を聞いて、國岡鐵造が社員に向かって発した第一声を思い出しました。あの時もその声に驚きました。


しかーし、終盤にやっぱりありました。

(おそらく)ガラスで腕を切って左袖を真っ赤に血に染めて刑事さんに包帯を巻いてもらってる岡田組長。

汗でテカった顔でタバコを咥えた顔。眉間に皺を寄せて刑事さんと話す姿。


「あ〜、あなたやっぱりそうなるのね〜。」

と、その姿があまりに普段通りで(普段て何よ(笑)軍人とか侍とか殺し屋とかヤクザとか?)ひとりスクリーンを見つめながら苦笑しつつ頷いたのでした。