最近、「催眠商法」って本を読みました。図書館で偶然みかけて。
実際に催眠商法で営業をやってた人が足を洗ったあとに書かれたもので。
出版されたのは2018年。ちょっと前ですよね。なんでこんな本に手を出したか、というと。
姑がずっぽり、はまってたからです。けっこうな長期間、はまってました。義父の存命中からですから。ウチにもそこで買わされたと思しき品物がよく送られてきてました。目に良いとかいうサプリメント、梅干し、海苔、etc。
催眠商法がどんなものか、一々書かないけど、100円とかタダ同然の値段で良質(とされている)なお土産をゲットできる代わりに業者の面白おかしい宣伝目的のお話を聞く、というもの。最終的には、数十万するような布団などを買うはめになる。この辺りの詳細が、業者側の視点から詳細に説明されてて、なかなか面白かったです。
この本を読むと、姑って絵に描いたような理想的カモだったんだなぁ、と思います。人が好いので、あんま疑うことをしないし、権威に弱い。人と張り合ってバンバン爆買いするタイプではないけど、購買資格を保持するためにも、確実に一定数買ってくれる客。そして、なんといっても被害者意識皆無。マジでいいものだって、本気で信じてました。
特に「無添加」とか「自然食品」とかが好きで、自分では意識高い系のつもりだったんだろうなぁ。でもなんか底が浅いというか「無添加」ってだけで満足で、何が添加されていないのか、とかあんま気にしてない。漠然と何か人工的な悪いものが入ってない、だから割高でもしょうがない、ってかんじで。
ウチにも勧めてくるから、裏の原材料チェックしたら、思いっきり「調味料(アミノ酸等)」って書いてありまして。化学調味料、使っとるやんって。普通にスーパーで売ってるものと大差ないものを、割高に買わされてるだけなんですよね。
この「自然」食品をめぐって、私と姑は軽くバトってしまったので、向こうも勧めてこなくなりました。ちょっとググれば、当時から「催眠商法」という言葉はあったし、姑はドンピシャでその業者にはまってたので、そう伝えたんですが、「何言ってるの?アンタ」ってかんじで、全く聞く耳持ちませんでした。そうして、きっちりカタにはめられていき、最後はお布団まで購入されてました。なんか、自分たちだけ健康?幸せ?になるのも悪いからと、私たち家族にも枕だけ買ってくれました。なんか、そのお布団は、カバーが特殊で何らかの磁気?が出ていて良い影響ももたらすとかなんとか。値段は教えてもらえなかったけど、けっこうしたと思います。だって枕しか買ってもらえなかったんだから。いらんのやけど。
意外だったのは、旦那があんま意見せず、素直に受け入れていたことでした。この布団に関しても「うん、これは科学だね。」とか言っちゃって。まぁ、親のカネだし、借金してまで、というほどでもなかったので、波風立てたくなかったのかなって。なんか、義親の間違いを指摘したり、意見したりすることがいけないような空気感があって、私も自分に累が及ばない限り、関心を持たないことにしました。その後、姑のハマっていた業者も行政処分をくらうか何かして、消えていきました。