大人になって、ワインだのマティーニだの飲んでいるけど、

本当に好きなのはカルアミルクで、

一番よく飲んでいるお酒ではないかと思う。


今日もミルクで割ったものを飲みながら、

ソファで本を読んで、夜を過ごす。


誕生日にくれたねカルアミルク

この前飲んだらなんだか泣けてきちゃったんだよ


この歌詞を真似して、誕生日プレゼントにベイリーズを贈った相手。

一杯も飲み終えることができずに、顔を真っ赤にしていた人。

生きることの儚さと絶対的な愛情を、私に教えてくれた人。

今の私の大部分を作った人。


その人の何回目かの誕生日。

直接「おめでとう」を言おうかどうしようか迷っているうち、

結局、言葉を伝えることができなかった。


伝えることは、本当はもうできないことなのだろう。

でも、どうか元気でいて。