クラシックコンサート日記

クラシックコンサート日記

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2025年05月03日(日) 東京フォーラム

ラフォルジュルネ 昨年は聴かなかったが、今年は暇つぶしに聴きに行くことにした。

■14:00- 15:00   ホールC
〈ヴィヴァルディ:四季の息吹〉
リコーダー、フラウト・トラヴェルソ、ミュゼットのための協奏曲~
□ヴィヴァルディ:協奏曲「海の嵐」
□ヴィヴァルディ(シェドヴィル編):協奏曲「春」
□ヴィヴァルディ:協奏曲「冬」
□ヴィヴァルディ:協奏曲「夜」

レ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアン
フランソワ・ラザレヴィチ(笛・指揮)

様々な笛で、ヴィヴァルディの曲を演奏するという変わった演奏会。
レ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアンはフランスの古楽器の演奏団体。

最初は、アルト・リコーダーの独奏で、ヴィヴァルディ 「海の嵐」。

古楽器でヴィヴァルディの曲を聴くのは、初めてである。
ヴァイオリンが2本でヴィオラ、チェロ、コントラバス各1本に、チェンバロ、テオルボ
という編成。

弦楽器の本数が少ないためか、古楽器のためなのか分からないが、意外に迫力が無く、おとなしめの演奏。チェロ、コントラバスの音は結構豊かな音に聴こえた。
本来はフルート協奏曲なので、アルト・リコーダー独奏は違和感は無い。

次は、ミュゼットという楽器の独奏で、「春」。ヴァイオリンも独奏の一旦を担う。

ミュゼットは、バグパイプのような音を出す楽器。
高い音がやや耳障りで、聴きにくい。聴いていて、いらいらした。
弦楽合奏も、おとなしめである。

3曲目は、フラウト・トラヴェルソという横笛の独奏で「冬」
フルートの前身となった楽器で、木製である。

ミュゼットよりは聴きやすいが、もともとヴァイオリン独奏の曲なので、いまいちの感。
合奏も、もっとアグレッシブな演奏を聴きたい。

最後は、同じくフラウト・トラヴェルソ独奏で、「夜」

もともとフルート独奏の曲なので、違和感が無い。
演奏も、前3曲よりいきいきとして、楽しめた。

アンコールは3曲。
最初は、ヴィヴァルディのピッコロ協奏曲の第二楽章。
初めて聴く曲であるが、曲も演奏もこれが一番良かった。

次は、バッハの管弦楽組曲から。

最後は、イギリス民謡。チェロ奏者がマイクを持って歌を披露。
民謡は、どの国の歌もいいものである。
一番拍手が大きかった。

「夜」とアンコールは、楽しめた。
ホールCは1500席くらいのホール。古楽器のこの編成では、教会など残響の多い小さいホールで聴きたい。


■16:00-17:00 ホールC

□ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 
op.12-1
□ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 
op.97「大公」

神尾真由子(vl)
佐藤晴真(vc)
フランソワ=フレデリック・ギィ(p)

最初は、ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第1番。

この曲の実演を聴くのは、初めてである。
神尾真由子のヴァイオリンは、ビブラートが大きく粘っこい表現で、この曲の初々しく気品ある感じが出ない。厚化粧をしている感じて、私の好みには合わなかった。

ピアノのフレデリック・ギィの演奏は、ベートーヴェンの音楽として違和感が無い立派な演奏であった。

次は、「大公」

この曲の実演も初めて聴く。
ピアノが、スケールが大きくダイナミックで、演奏全体の表現の中心になっていた。
佐藤晴真のチェロは、くせが無く自然な演奏。
神尾真由子のヴァイオリンも、座って弾いていたこともあるかもしれないが、ヴァイオリンソナタでの粘りのある表現が殆ど無く、自然な演奏に。

名手たちが弾く大公は、このホールでも朗々と響き、スケールが大きく、ベートーヴェンの音楽として違和感が無い、立派な出来であった。

熱烈な拍手とブラボーが出ていた。