瀧視点の話は映画の雰囲気そのものという感じが良かったし、テッシーと四葉視点の話も、二人の考えがよく分かって良かった。どちらもいい脇役だ。サヤちんも。
でも一番良かったのは、三葉の父の話
二葉との馴れ初めや神道の話も興味深かったが、なぜ父が宮水家を出て町政に携わっているのか、何故映画ラストでの三葉の話を受け入れられたのか、がこれを読むとちゃんと分かってストンと落ちるようになっている
そこは映画を見てもよく分からない部分だったので、この補完が非常に意味があるものになっていると思う。というか本当はこの背景はもう少し映画本編に入れて欲しかったなあ