昨日とっても天気が良かったが何故か映画を見たくなったのでTSUTAYAへ。
JALから送られてくる情報誌に載っていた映画、サイドウェイ を借りてきた。

離婚の傷が癒されてない主人公と、来週結婚する大学時代の悪友とのサイドウェイ(人生の寄り道だってさ)を描いてる。主人公がワインオタクなので、ワイナリーめぐりやワインバーでのシーンが多く、ワインをかじった人なら楽しめる内容です。
主人公の前妻との思い出のワインはオーパスワン95。今回恋に落ちた人がワインにハマるきっかけはサッシカイア88。これだけでも楽しいよね。

ココからはワインツウにしか分からない裏ストーリー。私はこう捉えた。主人公はピノ・ノワールが好き、メルローは絶対にダメと言っているだけあって、一番大事にしているワインはシュヴァル・ブラン61(サンテミリオン地区の最高級ワイン、サンテミリオンはメルロー比率が高いがシュヴァルだけはカベルネ・フランが主と変わっている)。前妻が戻ってきたら飲もうと思っていたワイン。だけど、61のシュヴァルは今年が飲み頃、いいワインも飲み頃を過ぎると落ちていくだけ。と指摘され凹む。悪友の結婚式で再会した前妻(もう旦那がいて妊娠中)と会話をして決意。バーガースタンドで一人、紙コップでシュヴァルを空けちゃいました。

ってな感じで、主人公の恋に対する不慣れにはかなりイライラするけど、悪友とのギャップが主人公の人柄の良さを強調してくれて応援したくなる。一番良いシーンは、旅先で知り合った4人(男2女2)で夕日が沈むワイナリーの丘でワインを飲むところ。やってみたーーーーーーーーーい。って思った。
いよいよ、カリフォルニア、ボルドー、トスカーナへ行きたくなったぞ