今日はとっても驚き、怒り、そして今、諦めた。
兵庫で起きた列車事故についてである。
兵庫で起きた列車事故についてである。
結論から言うと、親友の友人が、おそらく死んだ。
二人で飲んで帰宅して、事故の報道をテレビで見ていた。ちょうど犠牲者の方の氏名、年齢、住所の一部が読み上げられていた。
突然、友人が気が狂ったように、ヤバイヤバイ嘘やろ?嘘やろ?とワメキ散らした。私は何の事かわからずテレビで歳を見た時にハッと気付いた。彼と同じ年齢の犠牲者だった。
次に彼は、年賀状を持ってきた。かなり動揺していて手が震えていた。年賀状を持つことさえ出来ていなかった。二人でテレビで読み上げられていた氏名と同じ人からの年賀状を見つけた時は、鳥肌が立った。住所の一部も同じだ。何と声をかけていいかわからず、無言で年賀状を差し出した。やっぱりやー××さんやーヤバイヤバイ!叫び続けてた。中高予備校とずっと苦楽を朋にした数少ない友人らしい。
今年から大阪に帰って来たらしい。年賀状にはそういう内容が書かれていた。春になりそろそろ会いに行く予定にしていたらしい。とにかくそんな偶然があるものなのか?と、驚いたが、まずは彼を落ち着かせる事に専念した。年賀状に記載されている電話番号にかけても通じない。実家が近くにあるらしく、中学、高校の卒業アルバムを見るが古い情報だった。
怒りと諦めについては明日パソコンから書くことにする。今は、嘘だと祈る気持ちと、犠牲になったであろう親友の友人に対して、追悼の気持ちでいっぱいである。
朝刊やNHKニュースを見たが、いよいよ確信した。新聞記事を読んで泣いた。あえて書かないが、ドラマに出てくるような内容だった。残された人達のことを考えると不憫でしょうがない。昨日の怒りは、2つあった。一つはJR西日本の問合せ窓口の対応である。テレビでは死亡と報道されているのに、JRは病院に搬送中と回答。詳細は、兵庫県警に聞いてくれとたらい回し。情報を何も把握していないようだった。
もう一つは、たらい回し先の兵庫県警だ。テレビ報道では、「兵庫県警によると」という言い回しで犠牲者の名前を読み上げているのに、「わからない」「遺体安置所(体育館)に行ってくれ」の回答。怒りを通り過ぎてあきれた。何故「死亡」と報道されているのか?聞いても、あげく、マスコミが勝手に報道している。とのこと。
これでは、家族、友人、関係者が安否を確認しようにも、どの情報が本当かわからないだろう。しかし、死亡と生存じゃ大きな違いだ。もう少し、情報については一括管理して欲しい。
いずれにせよ、本当の情報がつかめていない。今日の朝、彼にアドバイスをした。
後悔しないように、年賀状たよりに自宅まで行って来い。カラーシャツだったので、白を着ておき、黒ネクタイも持っておいた方が、もしもの時に家に帰らなくてもいいよ。とアドバイス。
そうだよな。と、彼は出勤して行った。まだ、信じられないのだろう。