離婚した相手と一緒に暮らす奇妙な生活は、しばらく続いた。
元旦那は、反省を伝える為に必死だったんだろう...
仕事後は、真面目に帰宅し、怪しい様子は一切なかった。
家政婦なんじゃないかって程、料理や洗濯、掃除をこなし、毎夜毎夜繰り返す私のフラッシュバックやヒステリーに、私が寝るまでつきあってた。
仕事後に私が飲みに行く事があっても、昔働いてた飲み屋に遊びに行って、朝帰りなんじゃないかって時間まで帰らなくても、絶対怒らなかった。
ただ、G君の行方は気になるようで、何度も聞いてきてた。
でも、聞く度に、G君は絶対大丈夫だよ!と私に言ってくれていた。
当時、常に元旦那を責め立てていて、心は荒んでいたけど、元旦那が私と息子を置いて出て行ってから二人でどう過ごしてきたかを笑い混じりで話したり、空白だった期間の息子の成長写真や動画を二人で見ながら幸せだなと感じる事もあった。
二人で息子の話をする時間は、とても楽しかった。
この人、まだお父さんに戻れるのかもしれない…元旦那が息子に向ける優しい顔を見て、そう思いはじめていた。
そんなある時、飲み屋時代の友達からメール。
『これ、G君じゃね?』
当時流行っていた某SNSのプロフィールのURLが送られてきた。